今年のお盆は特に行事もなかったので、石橋文化センターへ行きました。写真はペリカン噴水から見た図書館。私が小学生のころはペリカンプールと呼ばれていて、夏は子どもたちの水泳場でした。煉瓦タイルの図書館は体育館の跡地に建てられたものです。
図書館の窓に映る夏の雲
南側の広場は緑陰が濃く、憩いの場所です。
広場から見た美術館と、開園当初からのバラ園。特別展が開催されていました。
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いま九州芸文館で「ジョアン・ミロ展」が開催されています。展示されているのはリトグラフやエッチングなどの版画ばかり百数十点です。ミロの絵はむかし美術の教科書で見たことがあります。独特の絵が印象に残っていましたが、その頃はホアン・ミロと呼んでいたと思います。
いつものことですが観覧者が少ないです。
私はミロの絵についてはよく知りません。一般的にシュールレアリスムといわれているようです . . . 本文を読む
江戸時代、農業用水を引くために筑後川の中流に4つの井堰が築造されました。この日は、そのひとつ朝倉市にある山田堰を訪ねました。
山田堰の特徴は「傾斜堰床式石張堰」であることです。普通、井堰は川を横断して築かれますが、山田堰は水圧を緩和するため、川の流れに対し斜めにつくられています。堰があるのは川が大きく左に湾曲している地点です。砂利が堆積しやすい地形を利用して、高低差を設けながら石張りの堰がつ . . . 本文を読む
今年の盆は静かに過ごしました。家内の実家での盆行事もなく、東京にいる長男の帰省も急遽とり止め。地元にいる子ども家族との会食も予定をキャンセルしました。おまけに筑後川の灯籠流しも中止になって、どうもお盆という気がしませんでした。
ただ菩提寺の盆経は予定通りでした。お寺によっては今年は檀家回りを取り止めたところもあるようです。昨年の初盆の時にご住職に伺ったら、お盆の期間中に百軒近くまわるそうで、 . . . 本文を読む
30年前の話になる。阿川氏の訪中と同時期の1990年、私は友好訪中団の一員として安徽省の省都合肥市を訪れた。その時の玄関口は上海近郊の虹橋空港で、行きと帰りは上海の国際飯店に宿泊した。
帰国する当日、宿舎の前にある人民公園を散歩することにした。人民公園は都心部にある広い公園で、早朝から人々が行き交い、あちこちに、ゆっくりと体を動かす太極拳のグループがいる。その様子を眺めながら初めての中国旅行 . . . 本文を読む
阿川弘之の随筆集を読んでいて、「北京の怪」と題する文章に、はたと思い当たることがあった。
初出は1992年の「文学界」1月号。前年5月の訪中で北京に滞在したときの話である。彼はご当地の食事のまずさに辟易し、美味しい屋台の油条を求めて早朝の王府井を歩いていた。
どこからともなく日本語が聞こえてくる。振り返ると、日本語は二人組の男性が持つ小型のテープレコーダーから流れて来ている。そして、彼等 . . . 本文を読む
今年の梅雨は長かったですね。長雨に降りこめられておとなしくしていましたが、梅雨明け宣言が出た翌日、鹿島へ有明海の干潟を見に出かけました。久しぶりの晴天の下、ドライブを楽しみました。
いつもこの道の駅で弁当を買います。当初の直売所は小さなプレハブ小屋でした。
道の駅の裏手は有明海です。行った時はちょうど干潮でした。
小学生が干潟体験をしていました。いつか孫を連れてこようかと思い . . . 本文を読む
九州芸文館で久留米絣展がありました。芸文館は隈研吾氏設計。田園地帯にあるモダンな建物です。
絣展は技術保存会が毎年開催しており、素朴な絣の風合いが好きなのでよく出かけます。展示されているのは重要無形文化財としての、昔ながらの技法でつくられる久留米絣です。
文化財の指定要件は、手括りによる絣糸を使用すること、純正天然藍で染めること、投げ杼の手織り機で織ることの三点です。
手 . . . 本文を読む
先日、市内学童保育所の会議に出席しました。今年になって初めての開催です。重要事項が書面議決で決定されるなどの事態が続いていましたが、ようやく平常に戻りつつあるようです。
しかし、お互いの距離をとるために机が二重に配置されるなど、これまでとは雰囲気が違います。おまけに出席者は全員がマスク着用です。マスク姿は見慣れたものの、会議室で眼だけが並んでいるような状況には違和感を覚えます。新任者の自己紹 . . . 本文を読む