梅が咲き桜が散って紫陽花が色褪せ始め七夕になった。小田急線の生田駅前、五反田川沿いに地元住民による七夕飾りが施されたので見てきた。
ささやかだがこういう飾りを見ると祭りの気分が盛り上がる。
これは13年前から行われている地域の取り組みで、付近にはフラワーガーデンも置かれ季節の花々を楽しむことができる。
ヤマユリ。川崎市の花でもある。
私の好きなガクアジサイ。
左は柏葉アジサイというらしい。
アガパンサスは私の今年のお気に入り。薄紫色が爽やかでかつ優しく品がある。wikiには「ギリシャ語のΑγάπη(アガペー 愛)とΆνθος(アントス 花)の2語の組み合わせで、花言葉は「愛」や「恋」にちなんだものが多い。」とある。正式にはムラサキクンシランという。(近くの私道にて。)
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そうえいば川開き祭りでも七夕飾りが飾られていた。私の幼少から中学にかけて続いていたと思う。子供の頃は川開きが近づくと大文字屋の店員さんたちをはじめ私たち子供も七夕飾り作りに駆り出された。
今でいえばティッシュペーパー状の薄い色紙を数枚重ね3センチ程度の蛇腹状に折り中心を細い針金で結わえ色紙を逆立てていきカーネーション状の花びらにする。それを竹で編んだ直径50センチ程の球形の台に針金で留めていくと七夕飾りのあの丸い部分になる。それをいろいろな模様で作るのだが色やデザインはだれが決めていたのだろう。商店会が指導していたのだろうか。
実際飾る時には大きな丸い部分の下にリング状の飾りがつきさらにその下に吹き流しがつく。時には大きなサイコロだとか工夫された飾りもつけられるが実はこの吹き流しが七夕飾りでは結構重要である。太く長い竹が立てられ飾られると通る人はこの吹き流しをくぐるようにして歩く。色とりどりの吹き流しのカーテンが幾重にも続く七夕飾りの道はただ歩いているだけで視覚と触角に快感をもたらす。パレードが通る際には神輿や車が引っかからぬよう吹き流しを竿で上に揚げたり脇によけたりする役目の人が必要でその動作がまた何とも粋である。
子供の頃はこの七夕飾りの道を中央通り・橋通り・寿町・立町と露店に寄りながら歩き回ることそれ自体が楽しかった。
七夕祭りはたしかに静的かもしれないが実際は視覚と触角の刺激に溢れた祭りなのである。
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川開きの七夕飾りは商店街の負担が大きく一時行われなくなったようだが近年は小規模ながら復活しているようだ。
その川開きは今年も中止になり私も当分帰省はしないつもりである。東京は7月8日に4度目の緊急事態宣言が発出されたがそれでもワクチン接種の進行でトンネルの向こうにようやく光が見えてきたように思う。
フォトアルバム 20210709 2021年の七夕 (川開きの七夕飾りの思い出)
動画 20210709 2021年の七夕(川開きの七夕飾りの思い出)
付記
昨年暮れより80年代にリリースされたジャパニーズ・シティ・ポップが世界的に聴かれるようになりなかでも松原みきと竹内まりやのこの2曲が再生回数が億に達する人気ぶりだという。
松原みき 真夜中のドア STAY WITH ME | Miki Matsubara | Japan
Mariya Takeuchi Plastic Love 竹内 まりや
竹内まりや - Plastic Love (Official Music Video)
これにはインドネシア出身のRainych(レイニッチ)というYoutuberの動画が一役買っているとのことでこれもアげておく。
【Rainych】 Mayonaka no Door / STAY WITH ME - Miki Matsubara | Official Music Video
【Rainych】 Plastic Love - Mariya Takeuchi (cover)
松原みきの曲はリアルタイムでの記憶はないが聴いてみるとたしかにいつのまにか脳内でループ再生してしまう中毒性があり竹内まりやの曲もクラブ(行ったことはないが)でユルく踊るには合った曲だと思う。松原みきさんが44歳で早世していることは感慨を誘う。山下達郎や大貫妙子らもよく聞かれているようで個人的には山下達郎と近くYMOが楽曲に参加した大貫妙子の「カーナバル」が生涯お気に入り曲である。
Taeko Ohnuki - Carnaval
Taeko Ohnuki - CARNAVAL (1980) [Japanese Synthpop]
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