大文字屋の憲ちゃん (当面は 石巻 地震) 

RIP 親父 けんちゃん 石巻 地震

2017 石巻川開き祭り 帰省01 じんわり熱かった前夜祭 20170731

2017-08-16 04:11:40 | 日記

2017年川開き帰省は、7月31日午前9時5分小田急線生田駅発各駅停車新宿行きに始まる。
登戸駅で急行に乗り換えようとするも、平日8時台並みの混雑を見、(人多いな!)と、そのまま座って各駅停車で新宿へ。
9時42分新宿到着。新幹線特急券と乗車券を購入。例年ならとれる平日午前の「はやぶさ・こまち」指定席が満席。よって立席券購入。
(各駅停車の「やまびこ」なら指定席の空きがあったかもしれないが、ここは速さ優先で立席。1時間半の立席と2時間の着席の差は微妙だが乗り継ぎ事情もあるので。)
10時14分中央線快速東京行に乗車、10時27分東京着。乗り換えで40分以上時間があるので、GRANSTA(グランスタ…駅構内の名店街)にて土産を物色。

「宗家 源吉兆庵」(ソウケ ミナモトキッチョウアン)で「陸乃宝珠」(生のマスカットが丸々一個入った生菓子で、バラで一つ買って食べてみたがちょっとサプライズ感のある美味しさ)とシャーベット(家で凍らせる)を、隣の「富士見堂」で「東京鈴煎餅」を、それぞれ購入(東京の煎餅は思いがけないサクサク感で美味しいことがある)。

乗り換え移動時に(人多いな、特に外人)と思う。

11時20分特急はやぶさ17号青森行き2号車(立席券だが車両は指定される)に乗車。

車中で今年の川開き祭りの情報をネットで調べてみるが、「石巻川開祭実行委員会」(石巻商工会議所内)のHP以外はなかなか情報が見つけられない。
特にオフィシャルではない、市民のイベントやアトラクションに関するものが少ない。
かろうじて「ストリート・ラグビー」と「NEWS 石巻かほく」の情報ぐらいか。
→ ストリート・ラグビー 
→ NEWS 石巻かほく  (魚拓)

トンネルが多くwifiが途切れがちな東北新幹線デッキはやはり不便だ。

12:52分仙台着。仙台駅立ちそば「萩小路」でとろろきのこそばを食す。個人的には「早い・安い・まずい」が立ち食いそばの醍醐味だと思っているがここはなかなか味がいい。
13時16分発仙石東北ライン石巻行に乗車。
14時17分石巻着。

到着早々、駅の喫茶店が全面禁煙になっているのを見て軽いショックを覚える。
駅前はまだ前夜祭ということで人通りは多くない。(↓は夕方6時半過ぎの駅前のようす。)

エミちゃんが迎えにきてくれたので、車で大文字屋方面へ。交通規制は31日午前中から始まっているので広小路手前に車を停めてあとは徒歩で実家へ。31日午前中ぐらいは交通規制なしの方がいいというのが大文字屋の仕事上の見解だが、私は午前中からの方がお祭り気分の醸成にはいいだろうなと思う。
大文字屋に到着。お仏様で線香をあげる。川開きの行事はすでに始まっているので、早速撮影へ。

31日午後はアクア・パレードが見もの。今年はチア・リーディング(商工信用組合前)、ストリートラグビー(中央2丁目スポーツショップマツムラ前路上)。観慶丸さんの Rebon Art Festival 2017 の展示が目を引いた。

立町にはASATTE(あさって)なる新しい建物が。食料品、生活雑貨店にカフェ、レストランの複合店舗で上層は住宅か。外観がベージュ色の無印良品的なこじゃれたビル。人の流れをつくるのに一役買えればよいですね。

ふれあい商店街(2016年10月31日閉鎖)の跡地では出店が出ていたほか、大漁唄い込みのパフォーマンス(リハーサル?)が行われていた。

駅前の四釜商店さんに寄る。

大きい女将さんはお留守でしたが、お店の方にうかがうと元気とのこと。よろしくお伝えいただくようお願いし、宮寒梅の純米大吟醸を購入して辞去。

再び立町へ。中学生によるダンスパフォーマンス大漁唄い込み(商工会議所前)等、31日はダンス系が目立ちますね。私は専ら見る阿呆です。

寿町通りを通ると Rebon Art Festival 2017 の一環らしいアーティストの個展が。入ってみると「こちらは有料です」と言われて「???」。どうも入場にはチケットが必要で、しかもその場でのチケット入手は不可能。「???」。システムについて全く知識がないのでパンフレットをもらって調べてみることに。

アイトピアではチンドン屋さんによる「東北ちんどんサミット」の告知パフォーマンス。

一旦大文字屋にもどってお土産を手に小柳町へ。平塚たつや君の家を訪れ御線香をあげる。お母様はお元気でした。身体の不調、悩み事、いろいろあるとのことですが、お母様らしいはっきりした物の言いようは健在でした。一時間ほどお話させていただいて辞去。

夕方になると少しずつ人も出てきた。
駅前から立町、アイトピア、広小路と歩いて、内海橋近く、旧丸光跡地にオープンした「いしのまき元気市場(げんきいちば)」へ。
1階が青果・魚介の店舗、2階がレストラン。ウッディな外観に壁面にはガラスを多用、新装間もないこともあり広く明るい店内はたいへん開放的な雰囲気で好感が持てる。この日は祭りということもあり、だいぶ賑わっていた。
実は人づてにこちらの開店は耳にしていて「観光客相手の店」との評も聞いていたのだが、地元の新鮮な魚介や青果が廉価で販売されているし、地元の人間にも珍しいものもあるので、観光客のみならず地元の人間にとっても重宝するお店というコンセプトなのだろう。これは非常にいいと思った。
(写真を撮るのを忘れたので詳しくはこちら

いしのまき元気市場(公式HP)  (魚拓)
「石巻ブランドがずらり 元気いちばオープン まちなかにぎわい 1300品種取りそろえ 生産者、消費者、観光客 喜ぶ拠点に」(石巻日日新聞)  (魚拓)

元気市場の隣の敷地では「供養祭」が行われていた。内容的には「東日本大震災供養祭」「川村孫兵衛翁報恩供養祭」「川施餓鬼供養祭」の三つに分かれている。この祭事では再びご詠歌を聴くことができた。昨年行われた釜の普誓寺での孫兵衛翁墓前供養祭(参照→ 20160731 石巻川開き祭り帰省01)で、地元有志の御婦人方の御詠歌を聴き、心に響くものがあった。こちらの祭事でも詠唱が行われてきたようだ。「詠」という字は「言」と「永」の会意形声で、ことばをながく引いてうたうことを意味する。おそらくこの「永(なが)い」には「永く思う」ことも含意されているのであろう。読経の重い響きの後に一種の哀感ーおそらくは永き哀悼の意そのものであるその声ーを御詠歌は与えていた。(下に貼った動画「20170731 石巻川開き祭り 帰省 動画01 前夜祭」の11:26~15:05で聞くことができます。)

供養祭とともに川では流灯が始まり、川面に色とりどりの灯篭が並んだ。私は住吉公園近くで見ていたが、近くに居合わせた外国人グループから「こんな美しい夜の川は見たことがない」というような声が聞かれた。

19時半過ぎから30分程のミニ花火大会。「供養花火」の名の通り静かで穏やかな花火。派手な連発は「ああ、これで最後だな」といつも思わせる。

この晩は大文字屋でキクちゃんと四方山話。酒は四釜商店の宮寒梅。キクちゃんが買ってきてくれたプロショップまるかのお刺身や出店の茄子漬、唐揚げ等々を肴に。

天候が心配された前夜祭だが、朧月夜のいい夜であった。

 

 


20170731 石巻川開き祭り帰省 写真01 前夜祭

 

20170731 石巻川開き祭り 帰省 動画01 前夜祭

 

 

 

◆   ◆   ◆   ◆

付記1
「外人」と書いて、これが差別用語であるかないかが気になり調べてみると、どうやら「外人」と呼ばれる当人たちにとっては、「お前たちはこの国の人間ではない」という排他的な響きとともに「自分は(たとえば)アメリカ人なのに別の国の人間と一緒にするな」と自らのアイデンティティを否定されたような気分になるようだ。だから「外人」か「外国人」かではなく、具体的にアメリカ人とかフランス人とかと呼んだ方がいいらしい。そういえば海外のテレビなどを見ていると、いちいち「~人」と国名をつけて呼ぶことがあるが、私などから見ると、いちいち国の名前をつけることでその国とその人を見下すというか軽侮するような響きを感じるのだが、考えてみれば、いろいろな国籍の人間が入り混じった状況で相手を明確に指示することはむしろ礼儀にかなっているのだろう。まあ自分が外国に行ってフォーリナーとかエイリアンとか言われたと考えれば分かる話かもしれない。と、そんなことを思った。

付記2
イベント情報の発信
川開き祭りのイベント情報についてはまとまったサイトが必要なように思う。ネットでさっと調べても詳しい情報はなかなか出てこない。
一番最初にでてくるのは石巻川開き祭り実行委員会(石巻商工会議所/石巻)のサイトですが、それより詳しい情報となると、地元新聞のサイトに散見されるのみで、まとめて知ることは困難。後から調べたものですが、今年の川開き情報を下に挙げてみた。
川開き祭り-復興への祈りを込めて-(石巻川開き祭り実行委員会(石巻商工会議所/石巻))  (魚拓)
石巻川開き祭りあす開幕 水上、陸上で熱いドラマ見せます(石巻かほく メディア猫の目) (魚拓)  
石巻川開き祭り お祭り広場ステージスケジュール決定!(石巻商工会議所青年部)  (魚拓)
ストリートラグビー@石巻川開き祭り2017  (魚拓)
【石巻川開き祭り花火大会2017】日程・アクセス・穴場・夜店・ツアー情報(全国花火大会見どころマップ)  (魚拓)

平成29年 石巻川開祭陸上部パレード/プログラム・コース (魚拓)

うーん、けっこう見たいのがありましたね(苦笑。
来年はイベント情報まとめ記事を直前にアップすることにしましょう。

付記3

「リボーン」については次のような記事が出ています。

「リボーンアートフェス 14日間で2万人 予想の1割 残り1カ月 PRがカギ」(石巻日日新聞)  (魚拓)
それでこのフェスの公式HPはというと、
Reborn-Art Festival 2017  (魚拓)
アートの、しかも全国規模のイベント告知ですから、非常に洗練されているわけですが、反面非常に分かりにくい。現在トップにある「基本情報」は8月11日になってはじめて付け加えられたもの。これがない段階でこのサイトを見た時は、どうやってチケット(パスポート)を購入するのか、ほとんどわかりませんでした。サイトの奥の奥まで入らないと出てこない。現地でのパスポート入手も場所が限られていて、石巻市内でアーティストの個展にいきなり入場することはできず、しかも限られたインフォメーションセンターに行かないとパスポートを入手できない。サイト内の案内も「購入はこちらをクリック→」といった表示がないので、購入画面に辿り着くまで非常に時間がかかる。まあ、そのへんはシステム上仕方がない部分があるとしても、まったく理解できないのは、このイベントの実行委員会には宮城県知事、石巻市長、石巻商工会議所会頭等々、政財界の要人が名を連ね、規模の大きさ、内容の有意義性にも関わらず、宮城県、石巻市の各HPのトップに表示はなく、石巻川開き祭りHP(石巻商工会議所)に至っては一言も触れられていなかったということです。実際石巻市内の人々の意識はどうなのでしょう。少なくとも私の周りの人間はこのイベントに親近感を覚えていない、もしくは存在自体知らないように見えます。地域の人々の理解とバックアップがなければこういうイベントは定着はしがたい。その意味で、情報発信を量の面でも質の面でも高める必要があるでしょう。まず県と市と商工会議所のHPのトップに紹介記事を常時掲載するぐらいのことはすべきでしょう。(ただリンクを張るだけではダメです。)今のままでは余りにもったいないなという気がします。

付記4
ふれあい商店街跡地のダンスグループについて後で調べたところ「石巻復幸踊り エンヤドットプロジェクト」の皆さんのようでした。
「石巻復幸踊り エンヤドットプロジェクト」のFacebook 
「 2017.05.16 石巻復幸踊り、参加して 創作ダンスと歌完成 練習会27・28日」(石巻かほく メディア猫の目) (魚拓)

付記5

今年7月までのお気に入りです。

 (↑ Malibu マイリー・サイラス (Miley Cyrus)の訳詞→およげ対訳くん …20170904追記)

(上の「お気に入り」のうちやや長い次の部分を分離しました。…20170830追記)

201701-07 favorite'

 

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