50年ぶりの大雪。
せっかくなので近所を散歩してみた。
川崎市多摩区三田付近は昼間そこそこ気温が上がり、
午後4時にはかなり雪も解けていた。
20140208 雪
20140209 雪
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雪といって思い出すのは、
とある温泉旅館の玄関先の門の青白い光だ。
大文字屋では毎年春と秋の2回、社員旅行を兼ねて家族旅行をしていた。
夜に到着。
あたりは暗く、
一面雪。
その中に旅館の門。
門柱に照明が点き、
蛍光灯らしき薄青い光が、
闇の中の雪を照らしながら浮かび上がる。
雪の白、光の青。
心に刺さるように鮮烈。
初めて見たクリスマスツリーの電飾の赤や緑のように。
人工光の幽玄夢幻。
幻灯を見るようにひそやかに心がそわそわした。
ああいう蒼色と出会うのは、井上靖の「あすなろ物語」のラストか。
赤倉温泉だったと思うが、記憶は定かではない。
そもそも赤倉温泉というのは山形と新潟の両方にあるようで、大文字屋の旅行では仙山線に乗った記憶があるので、おそらく山形の方ではないか。その時たしか山寺にも行った。
こういう記憶は財産だ。
そのためにも年2回は家族は旅行をするべきだと私は思う。
だいぶ話がそれたけれど、これが雪の日に思ったことである。
* * * *
「雪」といえば、小学高学年から中学のあたりに聞いた曲。てっきり吉田拓郎の曲だと思っていて、実際作詞作曲は彼なのだが、おそらくその当時AMラジオから聴こえてきたのは「猫」の方なのだろう。あまり音響的に明瞭だと雰囲気が異なるので、ちょっとAMラジオ的低音質で聴きたい曲である。(最近のAMラジオは音質がかなりよいが。)
雪
雪 - 猫 (歌詞CC付)(20211228 追記)
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ビリー・ジョエルは私が高校ぐらいに流行ったが、今聞いてみると、こういう曲を作る人は他になかなかいないなとあらためて思う。「ストレンジャー」が好きだったが、今は「アレン・タウン」や「グッドナイト・サイゴン」などが良いと感じる。彼はニューヨークっ子だが、西海岸での生活を経験後、帰郷に際して作ったのが「セイ・グッバイ・トゥー・ハリウッド」。この曲や「ピアノマン」のように「ストレンジャー」ブレイク後聴き直された曲も多い。
billy joe collection 1 (←こちらをクリックすると再生リストが展開します。)
billy joe collection 2 (←こちらをクリックすると再生リストが展開します。)
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付記
今日は通行に全く支障がなかったが、昨夜は自転車どころか徒歩でもまともに歩けなかった。長靴が欲しくなったのは小学校の時以来である。
追記(20140214)
久しく更新していないといろいろ忘れてしまう。再生リストは「埋め込みコード」を「ブログパーツ」に変換して、そのタグを貼りつければよい。その形に直しておいたので、再生リスト画面を直接クリックしても展開します。
雪、大丈夫でしたか?
私は8日の晩に外出した際に命の危険を感じてしまいました。
でも雪の後の晴れた日は空気が澄んで気持ちがいいです。
でも38cm。
子供の時は50cmぐらい積もったような記憶があるのですが、これは完全に誤った記憶なんですねえぇ、。
http://ishinomaki-photo.blogspot.jp/2014/02/jyosetsu.html
まあ今や広域都市だからしょうがないのでしょう。
人の記憶はあてにならないものですが、
私の記憶では小3ぐらいまではよく降っていたような気がします。
小泉くんと寿福寺のあたりで竹スキーをして遊んだ記憶があります。あの竹は花さしでしたから今思えばバチあたりなことしてましたが(笑。
と、今日も雪になりました。
お気をつけて。