東京では先月27日にソメイヨシノが満開になったそうだ。その後寒の戻りがあって桜はまだ散りきらずにいる。私の住む川崎市多摩区では見ごろは過ぎた感があるが、まだなんとか花を保っている。
昨日、今日と、咲き残る桜を楽しんできた。
まずは5日の生田の桜。
すでに葉も出ているのもあるが、花芯に緑色の雄しべが出る種類もあるようだ。
古今和歌集にこんな歌がある。
みわたせば柳桜をこきまぜて宮こぞ春の錦なりける (作:素性法師)
遠くから都を見渡すと、柳の緑と桜の薄紅色とが混じりあい、これこそ京の都の春の美しき姿であることよ、そのような意味である。
桜と緑の競演は悪くない。
春の光と混じりあって桜は様々な相貌を見せる。
ここからは今日(6日)昼の生田駅前の桜。しだれ桜。
牡丹桜。牡丹桜は河津桜と同じと思っていたが、ちがうようだ。牡丹桜=八重桜で4月から5月上旬にかけてボンボンのようにたくさんを花をつけて咲き、春の終わりと夏の訪れを告げる。河津桜は静岡県賀茂郡河津町で見られ、1月下旬から2月という早咲きで、品種的にはオシマザクラとカンヒザクラの交配種と推定されるとのこと。
4月とはいえまだ寒さは残る。皆様くれぐれもご自愛あれ。
2019 名残りの桜 in 生田
付記 1~3月につぶやいた曲。
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