みやじマリン(宮島水族館)では、アシカショー、ドクターフィッシュ、テッポウウオの実演を見ました。旅行支援でもらったクーポンを使って、大きな魚のぬいぐるみを買って、抱えて帰ってくる生徒もちらほら見られました。
世界遺産である厳島神社では、和服姿の参拝者も多く、広い神殿の中では、お茶会や歌会が行われており、日本の文化と歴史に触れる時間となりました。
多くの生徒は、おみくじを引き、難しい言い回しを調べたり先生達に聞きながら、楽しんでいました。下山君はおみくじの「失物は出づべし」を、「無くしたものは必要ないから無くすんだよ。だから良いことだよ」と、友達に話していて、前向きな解釈にしていました。
宮島に着いた時には、満ちていた海も、帰り道には、潮が引き、干潟で思い出の青春の写真を撮ることができました。ホテルまでの40分間は、心地良いバスの揺れで、みんなぐっすり眠っていました。
ホテルの夕食は、チキンのソテーと、ポテトコロッケ、野菜の付け合せ、肉じゃが、フルーツのロールケーキ、オレンジジュースでした。
ホテルの方が、昨日の50膳でも足りなかったと聞いて、今日は70膳分の白米を用意してくれました。多い人で5回もお代わりしたので、今日も白米の保温器は、空っぽになりました。
夕食後には、被爆体験講話として、語り部の方をホテルにお招きし、広島に原爆が投下された時のお話しを聞かせていただきました。語り部の方が被爆したのは、小学2年生の時、爆心地から870mの祖母の家の砂場で妹と遊んでいたときだったそうです。強い光とドーンと言う音が聞こえ、遠くまで吹き飛ばされて意識を失っていたところを発見されたそうです。一緒にいた妹も吹き飛ばされて発見されましたが、体はおばけのように皮膚が垂れ下がり、2日間は生きていたけれど、その後息を引き取ったそうです。その後は、東練兵場という、兵隊さんが訓練するための施設で、兵隊さんがくれる乾パンを食べながら、野宿のような環境で過ごしたそうです。
明日、見学する資料館の出来事は、漫画やアニメの世界と思ってしまう若者が多いと聞きますが、語り部の方とお会いし、現実にあったこととして、しっかり胸に止めて欲しいと、担任の八木先生からもお話しがありました。
夜はゆっくり眠って、3日目も楽しみましょう!