花野の里だより

田舎のかわりゆく季節をお届けしましょう。

トルファンは「西遊記」の玄奨三蔵が通過し天竺へと向かった場所

2011年10月29日 | ガーデニング

バスが走れど走れど荒涼とした草木も無い台地が広がります。

シルクロードの旅の厳しさが伝わってくる世界です。

そこを私たちは冷房車で走るのが申し訳ないような気持ちになります。

風車が見えてきました。それはそれは広大な場所に数千機もの

風車が所狭しと立っています。季節的に風が無い時期でしたので

動きは少なかったのですが、この数だと風がある時期は素晴らしい

光景なのでしょう。風もないせいで今回の旅は砂嵐にも合わず

素晴らしい景色ばかりに出合いました。本当にベストシーズン。

   

バスは走り続けます。はるか彼方に天山山脈もきれいに見えます。

火焔山が現れました。日中40度を超えると辺りの地表温度は60度以上

にもなるという火焔山。赤いシワの山肌が陽炎で炎のように揺らめく

事から名付けられたようです。この日の気温は24・25度。快適です。

   

   

バスから降り空気を吸いトルファンを体感しました。

バスは走ります。トルファンの生命線と言われる天山山脈から

の水が流れる地下水路「カレーズ」を目指して。

いたる所に竪穴の井戸が掘られ井戸と井戸をつなぐ地下水が

町を流れているそうです。考えられない事実。

天山山脈からの水が砂漠のあちこちで井戸として。

 

ベゼクリク千仏洞へ向けて走ります。左手に火焔山を見ながら。

   

ムルクト川の上にベゼクリク千仏洞は57の窟がありますが

数か所を見学しました。ムルクト川の上ですから緑豊かな

オアシスの雰囲気です。砂漠の中のオアシス、ほっとします。

高昌古城へ向けて走る途中でトルファンの民家へ

立ち寄り干し葡萄を買ったり、暮らしを見せてもらいました。

   

さあ!!高昌古城へ到着。ロバ車で城跡まで。これまた素晴らしい光景。

   

      

     

今夜はホテルを借りてシャワーを浴びた後、中国鉄路(1等寝台列車)

で敦煌の柳園駅へ向かいます。7時間の乗車。私はくじで1段ベッドでした。

9時の列車も珍しく定刻どおりに出発。朝4時柳園駅に到着。

      

いよいよ、敦煌の旅です。今回の旅のメインです。

柳園駅から舗装無しのガタガタ道を2時間かけて敦煌へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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