たまには鉄ネタの独り言

今年は東北新幹線の新青森延長開業が控えているというせいもあるかもしれないのだが…。

そんなわけで、JR東日本のプレスリリースや千葉支社のプレスリリースを見て、ある意味案の定というか、残念だと思うのが…。

今年は「お座敷東金号」の運転がないんでつね。

…orz

２００８年１２月１５日付「お座敷東金号」突撃記

これ、車内で２時間程度の宴席が開けるので便利だったんだけどなあ…。

ただ、乗車券の取り扱い上、根本的な問題があって、会社にはグリーン車指定席料金が乗った人数分入るのだけれど、乗った側からすれば、成東から連絡する千葉行きで千葉に戻ってしまえば、そのまま都内に戻れてしまう諸刃の剣だった部分が多分にあり、おそらくその問題点はJR側も十分認識した上で、敢えてお座敷列車を一般開放していたのだと思うけれど、昨今高速道路の１０００円政策の影響で、房総半島のJR線は、特急列車を中心に大なたが振られた時期と重なり、乗車券代を取れない「酔いどれ列車」を走らせておく余裕はないということだろう。
乗車した客を、一旦成東で強制的に下車させてしまえばいいのかもしれないが、それでは成東から逆に八日市場・銚子方面に向かうお客さんはどうすりゃいいの…という話にもなるだろうし、乗車券を規則に照らして使用して貰うなら、都内に戻るお客さんに東千葉までのきっぷを売る他無く、ICカードでは車内精算も出来ないしねえ…。（都区内近郊区間の大回り乗車におけるいわゆる「６の字乗車」、この場合だと両国～千葉～大網～成東～千葉という乗り方は、千葉で経路がぶつかるので、規則の解釈上疑義があるらしい）

後は列車設定上の問題も。
というのは、この列車が設定されたのは、１２月の各金曜日。
都内から千葉方面に帰る客にとっては福音であるこの列車も、１２月の金曜日ともなると、どこの会社も忘年会や各種慰労会が行われるのが常で、都内の居酒屋もかき入れ時。
そんな週末の１９時３０分に、グループで両国にたどり着ける人々が、果たしてどれだけいるだろうか…という話。
実はおいらも、これで去年は会社の飲み会と完全にバッティングしてしまった。まあ、チケットを買っちゃったということもあったし、元々会社の飲み会は別の週に予定されていたのがずれ込んだということもあって、会社の飲み会を泣く泣く蹴っ飛ばしたのだが。

月～金の会社で働いていると、意外と週末って動きづらいんですよね…。

これが土曜日にも走ってくれれば、休みの連中を呼び出して飲んだくれようぜ…という話にもなれるかと思うが、休みの人がわざわざ都内まで出てくるのもおっくうだしね…。

せっかくこのような「酔いどれ列車」を企画しながらも、わずか２年で運転が打ち切られるのも、なんだか寂しいですな。