とりあえず一安心

ファン一安心　パの試合は見られます（野球） - スポニチアネックス

プロ野球パ・リーグ５球団からＣＳ放送やケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）の独占放映権を取得したソフトバンク子会社と、同社から番組の放映権を購入しＣＳなどに番組配信する会社が放映権料をめぐって対立していた問題で、両社の交渉が大筋決着したことが２７日、分かった。

　シーズン開幕を前に、野球ファンの間で放映に支障が出ると不安が広がっていたが、これで今シーズンもＣＳ、ＣＡＴＶでパの試合が観戦できる見通しとなった。

　関係筋によると、ソフトバンク子会社のＧＴエンターテインメント（ＧＴＥ）が、スポーツ番組配信会社のジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング（Ｊスポーツ）の要求に沿う形で放映権料の引き下げに応じたもよう。

　今回の問題では、Ｊスポーツから配信を受けているＣＡＴＶ最大手ジュピターテレコムや、ＣＳのスカイパーフェクト・コミュニケーションズが、番組供給にＧＴＥが介在することにより将来的に放映権料が高騰すると反発。

　ソフトバンクグループが動画ネット配信を本格化させる方針を表明したことに対しても、Ｊスポーツは「既存メディアの価値を低下させる」と不満を示し、放映権料の引き下げを求めていた。

　Ｊスポーツ側も視聴者をつなぎとめるためには、交渉決着が得策との判断に傾いたとみられる。

我々一般ファンにとっては、まさに青天の霹靂であったこの問題も、事態打開に向けて動き出したようでなにより。
いくらネット中継をしてくれるとはいっても、大勢が視聴すればすぐに紙芝居状態になったり、面倒くさい設定やらエラーメッセージやらを乗り越えないと満足に見られない代物など、余程の事がない限りは見るつもりもないし、ましてやこちとらも一応はこのようなブログを展開している身とはいえ、そうそうパソコンに詳しいわけでもなければ、生活を丸ごとパソコンに依存している状態でもないから、ぶっちゃけネット中継なんか興味なんて更々ないんですよ。
しかも野球なんていうのは、本来はパソコンの画面のまた更に縮小されたメディアプレーヤーの小さい画面に眉をひそめながら見るものではなく、やはり大画面のテレビで、仕事帰りの疲れた身体に晩酌という名の自身のご褒美を添えつつ見るのが在宅派、或いは遠方であるとか、勤務時間の都合といった、なかなか現地では見られないファンの、１年に約半年だけのささやかな楽しみでもあるわけで、そんなささやかな楽しみを奪ってくれるなと言うのが偽らざる本心。
もちろんこれは状況によりけりで、中には住んでいるマンションの都合でケーブルにもＣＳにも加入できず、無料でやってくれるネット中継が頼り…という事もあるだろうし、例えＣＳやケーブルに加入していたとしても、契約の都合で見られないチャンネルがあると、必然的にネット中継に頼らざるを得ないわけで、そのような方々の事情まで否定するつもりは全くないのだが、去年までごく普通に楽しめたものが、「今年からはネット中継を充実させたから、今年はそっちで観てくれ」だなんて、そんな暴挙がまかり通っていいはずがない。いいはずがないのだが、そんな暴挙がまかり通るのもパリーグならではというか。パウエル問題とか。

ただ、来月のJsportsなどの番組表を見ると、パリーグ球団のパの字も書いていないから、これがどう変わっていくのか、実際の番組表を見るまでは楽観視出来ないな…という気持ちもある。ましてやマリーンズなどは新規のＢＳチャンネルと放映の契約を結んでいるから、下手を打てば「全試合を観たければこっちのチャンネルと契約しろ」だなんて、平気で言いそうな気がする。今のマリーンズは赤字圧縮にとにかく躍起で、カネのためなら既存のファンを１０人捨ててでも、カネを落としてくれる新規ファンを１人取るという姿勢だから、ＣＳ中継に苦情を入れるファンを切り捨ててでも、ＢＳに新規加入してくれる新規ファンを取るに違いない。それは「商売」としては冷徹且つシビアな範囲で、許容されてしまうものではあるのだが。

そうでなくても、例えば幕張本郷のマリーンズバー「２６＋one」とか、今はもうオーナーが変わっちゃって、新京成みのり台駅前歩いて１分の一等地、焼肉「聚楽」でも同じようなことをしているのかは不明だけれども、客席のテレビでマリーンズ戦を放映しているようなお店であるとか、お店でパリーグの試合を中継するのが隠れた売り…というお店などは、それこそ死活問題だよなあ…。
贔屓のチームの中継が放映されないとなれば、それこそ商売あがったりだものねえ…。

とにかく、酒を酌み交わしながら、こたつでミカンをむきながら、テレビで贔屓のチームに声援を送る楽しみは、今年は奪われずに済みそう。やれやれ。