2020年2月21日(金)~2月25日(火)
以前このブログでも紹介させていただきましたが、次女が10ヶ月の期限付きでベトナムのダナンで現地の中高での日本語授業のサポーターととして赴任しており、一度はどんなところか見てこようと家内と二人で行ってまいりました。時おりしも新型コロナの流行が大きく報じられ始めており、おそらくもう1~2週間遅い計画を立てていたら中止にしていたような気がします。ただ、唯一の救いとしては、ベトナムでの感染者数が当時から現在に至るまで16名と最小限でかつ増加していないという状況の国だったことです。次女はベトナムの中高校で勤務しておりますが、ベトナムでは全国の学校は一斉に旧正月以降休校としており、3月に入った現在もまだ続いているようです。行った当時は、ベトナムの素早い対応に少なからず驚かされたものです。
2月21日(金)10:00 成田発ダナン行き VN319便
直行便ではありますが、ナローボディー(昔サラリーマン時代での業界用語)、すなわち、通路が真ん中に一本しかない小さな機材。座席にはスクリーンはなく、所々に上から小さなスクリーンが下りてきてみんなで見るスタイル(なんか、昔風です)。かつ、配られたヘッドホンが壊れているのか、そもそもシステム自体が故障しているのか、音楽は聴けず、もちろん映画も上映はしてましたが音声はなし。結構退屈しました。(ちなみにLCCではないですよ)
気流の関係か、予定より30分以上早くダナン空港に到着。早く着いたおかげで空港で落ち合うことになっていた次女は未だ到着しておらず。旅行会社が手配したマイクロバスでホテルまで行く予定でしたので、一緒のツアーのご家族をしばし待たせる羽目に。ただ、次女が到着するも、ツアー客ではない方は乗車できませんとのこと。しばらくネゴったのですが、あきらめて3人でタクシーで向かうことにしました。
今回とったホテルはダナンの市内近くのビーチ沿いのホテルではなく、車で30分ほど離れたソンチャ半島にあるホテルです。町からは、ひと山超えた向こう側といった感じで、なんとも静かなリゾートホテルであります。
とりあえず、半年ぶりの再会に、カンパイ!!
到着日と翌日は曇り模様でしたが、後半はきれいな青空となり、南国のリゾート気分を楽しめました。
こちら部屋からの眺め。
ビーチです。
ダナンは、実は街をあるいてもわかるのですが、とにかく韓国人が多い。ただ、今回は新型コロナの影響で韓国人旅行客が極端に減っているようで、あまり見かけません。ホテルの中ではむしろ日本人観光客の方が多いくらいでした。とは申せ、全体的にとても少ない人数で、リゾート感はさらに高まります。
ちなみに、次女は学校が休みだったことあり、部屋にエクストラベッドを入れてもらって一緒に滞在し、金~月の4日間フルアテンドしてもらいました。
さて、このホテルが建つソンチャ半島ですが、絶滅危惧種の猿の生息地とのこと。なんて聞くと、そうは言っても見られないんだろうと思っていたのですが、この通り。名前は、ドゥクラングールといって、世界一美しい猿と言われているらしいです。
ちなみに、ホテルでぬいぐるみ売ってましてつい買ってしまいました(笑)
それから、部屋には、普通の猿も現れます。この猿は、少し悪くて、部屋に侵入してお菓子やらフルーツを食べ散らかしていきます。鍵をかけないと窓をみずから開けて入ってきます。私たちの部屋、一度やられました。
2日目には、夕方からダナンの街にでて次女の住むアパートを視察(?!)街中のど真ん中で確かに便利だとは思いますが、4階とはいえ、とにかく下のカフェの音楽や、バイクの音がうるさいこと。本人は慣れだと言っておりましたが。
晩飯はこちら。
アジアのローカルの飯屋です。ベトナム人の友人に紹介してもらったという店。当然日本人の観光客などおりません。ですが、さすが大繁盛店、掛け値なしに美味く安いです。
3日目には、ダナンの隣町でありますHOI AN(ホイアン)を訪ねました。ホテルから無料バスが出ていたので利用。およそ一時間です。
なんとも可愛らしい街並み。革製品が有名らしくカバンや靴のお店が多く、全体的に黄色の壁がなんともおしゃれ。絶対気にいると思いますね。
夜になるとこんな感じ。やはり夜です。この雰囲気は西洋人も大好きと思われ、私たちが入った川沿いのレストランの2階の席は私たち3人以外全員西洋人でした。少々驚き。ここでもベトナムローカル飯でしたが、どこも美味いです!!
最終日の晩飯はアパートからほど近いやはりローカルフード屋さんへ。バインセオというベトナムの料理ですが、これぞベトナムB級グルメの王者といった感じです。
アッという間の3泊でしたが、次女がアジアで仕事も私生活でも、たくましくやっていることがわかり”親ばか”ではありますが、嬉しかったです。
それと、感じたんですが、アジアの途上国に行くといつも日本がいろんな意味で一番若しくは何をとっても一番なんて思っていた(思いがち)んですが、今回のベトナムの新型コロナに対する対応の素早さ、日本では後手後手になって批判を浴びていますよね。それから、ベトナムのカフェでは、紙のストローがかなり使われています。竹のストローも掃除用具付きでよく売っています。ベトナムは確かに社会主義国なのですが、こうすると決めたら、しっかりと且つ素早い。もちろん、物事は一面だけで判断してはいけませんが、逆にこういう一面もあるのだと認識を新たにしました。
旅行といえば、あっち行ってこっち行ってとくたくたになるまで歩き回るのが常でしたが、初めて、一つのホテルに3泊してボーとビーチで寝そべったりして大半を過ごしました。なんと贅沢な時間だったことかと。もしかしたら、死語なのかもしれませんが、まさに”命の洗濯”でした。
帰国後やっと2週間。どうやら無事だったようです(笑)