KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

佐倉リコフェスアンケートから

2009-12-14 22:44:32 | その他 
10月に開催された佐倉のリコーダーフェスティバルの来場者や出演者へのアンケート結果を
いただきましたので、ちょっと思ったことなど書かせていただきます。

私は昨年から2回目の参加だったのですが、フェスティバルは21回目だそうで、
複数団体が参加される会でこれだけ長くやられているのは、すばらしいと思います。
中心となって運営されている佐倉の方々にお礼申し上げます。
数名の小さいグループでは外部に向かって発表する場が作りにくいということもあり、
このフェスティバルが唯一の発表の場というグループもたくさんあると思います。
これからも続けていただきたいフェスティバルです。


<出演者アンケートから思ったこと>

★ 演奏時間
演奏時間が1グループ15分程度だったのですが、出演者でそれが長すぎると感じる方と、
以前より長くなってよかったと感じる方の両方がおられるようでした。
私としては、例えば組曲のようなものをやろうとする場合、ある程度の時間があった方が
選曲に幅が出るので、15分程度でちょうどよかったと思っています。
参加団体が少し減ったので前回より長く設定されたようですが、長すぎると感じた方は、
その15分が必ずやらないといけない時間と捉えられたのでしょうか。
うちのグループは10分しかやりません、ということでもいいように思います。
それとも、聞く側として1グループ15分は長いということだったのかな。

★ 選曲について
「できるだけ知っている曲を入れて」というのが実行委員会からの要望のようでした。
お客さんのアンケートでも知っている曲があれば、というコメントもあったようです。
もともとのリコフェス開催の目的がどういうものなのか知らないのですが、外部へのリコーダーの紹介、
普及ということであれば、確かに誰でも知っているような曲を多くと思われるでしょうね。
また、一方で、参加者間の交流とかがメイン目的ならば、愛好者間ではあえて知っている曲でなくても
いいような気がします。あぁ、こんな曲もあるんだっていう発見がある方がいいかなと。
来場者アンケートでも、曲目については、バラエティがあって良かったと書かれている方が
結構おられたようです。
KERCのように、ルネサンス、バロック中心だと、よく知っている曲といってもパッヘルベルのカノンとか
G線上のアリアとかになるんでしょうか。
でも、こういうのを選ぶと、毎年そればかりになりそうで、演奏する方も聴く方も飽きてしまわないかな
と思ったりもします。

★ 高齢化?
自分も含めて、参加されている方で若い方が少ないなと感じました。
お客さんのアンケート結果(33人)でも10代、20代の聴衆は0人。
80代の方が2人おられたのからするとやっぱり?という感じでしょうか。
昨年は地元の小学校か中学校の生徒さん達が参加されていたと思いますが、
今年は参加されておらず、アンケートにも「若い人の参加があれば活気付くのでは」という
ご意見がありました。
リコフェス参加者に限らず、いまリコーダーをやられているグループでも若い人はやはり少ないと思います。
門下生発表会に参加いただいた先生達のように、若い音楽家でリコーダーを応援してくださる先生達が
いらっしゃるのに、アマチュアの方に若い人が少ないのは残念です。
小学校で習った後に、続けていけるような場や環境があればいいのですが。
佐倉以外にもこんなジョイントコンサートとかフェスティバルができるといいですね。
教会でのページェントお手伝いなども、「リコーダーを大人になってもやっている人がいるんだ」と
子ども達や若い親御さんに気づいてもらえればいいなと思っています。

(tomo)
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