7月24日のに合奏練習に続いて、8月14日、豊四季台近隣センター体育館の会議室で合奏練習をしました。今回の参加は3名。人数が少ないことから、トリオ・ソナタとソロソナタを楽しみました。
(練習曲)
1、J. サンマルティーニ 2本リコーダーと通奏低音のためのソナタ 第1-4番 AA BC(Vdg)
2、F. マンチーニ リコーダーソナタ A BC(Gamb)
3、M. マレ 2本リコーダーと通奏低音のための組曲ハ長調 AA BC(Vdg)
今回は3名なので通奏低音付きトリオやりましょうか、という提案で、ポピュラーなサンマルティーニ、マンチーニのソロソナタ、そしてフランスのマレの組曲ハ長調を楽しみました。
サンマルティーニの12のソナタ集の1番から開始。この曲集、40~50年前にラジカセ(ラジオ付カセットテープレコーダー)やオープンリールテープレコーダー(アナログ録音の原器。テープも高価!)で録音・再生し楽しんでいた事。東京・渋谷にあったギタルラ社(東京古典楽器センター)で品川治夫先生、故飯室謙先生に合奏頂いた事を思い出します。拍・調子がわかりやすく、明るい雰囲気の合奏曲で、ところどころにトリッキーな動きが入っていて、ダラダラ演奏にならないのがこの曲集の面白いところ。第1番からドンドン進んで第4番まで、あっという間にお昼になってしました。サンマルティーニもこういう風に楽しむのを喜んでくれると思います。
お昼ごはんの後、グリさんのマンチーニのソロソナタを演奏しました。マンチーニを調べてみると、A.スカルラッティーと一緒にナポリ宮廷学長を務めていた作曲家・音楽家で、ナポリ楽派 の雰囲気を感じられる貴重なリコーダーソナタ。少し解ってきた感じがします。これまで初見で合奏してましたが、ちゃんと練習して、精気あふれる演奏をしたいです。グリさん宜しく。
午後は、イクさん持参のマレのトリオ・ソナタ、ハ長調を演奏しました。この作曲家はクイケン兄弟ら、ゲーベルのロンドンバロックによる「聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モンの鐘」、「音階」、「マレジェンヌ」で衝撃を受けて以降、私がフランスバロックに走り、就職・独身寮生活を始めると同時にヴィオラ・ダ・ガンバを注文・購入するに至った、私の音楽史のエポックとなった音楽家です。序曲から順に進めましたが沢山の曲があるので、メヌエット2曲まで進んだところで会場制限時間(午後3時)間際! 終局シャコンヌの冒頭を演奏して合奏会を終了しました。
リコーダーアンサンブル、4声以上の合奏は楽しいですが、ソロソナタ、トリオ・ソナタの演奏も楽しいですね。こういう曲を演奏できるのもこのグループの面白さです。