宮部みゆき長編デビュー作「パーフェクト・ブルー」の続編。
前作から１０年近く経って書かれたものだけど、続けて
読んだので人物設定がよくわかって良かったです。
マサも蓮見事務所の面々も。
今回は短編が５つ。
短編ってあんまり好きじゃないんだよなぁ。
なんか展開を予想する前に結末がわかっちゃうような
感じがして。ミステリーってゆっくりとあーでもない、
こーでもないと考えながら読むのが楽しいじゃないですか。
なので、今回は淡々と読み進んでいきました。
まあ、おもしろかったですけどね。
５つあるお話の中では「マサ、留守番をする」が良かった。
加代ちゃん、糸ちゃんが不在の中、ひとりで事件の解決を
目指すマサ。さすが元警察犬です。
最後はちょっと切なかったですが。
マサはいいところに引き取られて良かったねぇ。
このシリーズ、是非とも定番化させてほしいなぁ。
三毛猫ホームズみたいに。（もうなってる？？）
宮部さん、次のマサも楽しみに待ってます。