復興費:12年度35%使われず 3.4兆円、調整難航
2013年7月31日(水)11:04
復興庁は31日午前、2012年度の東日本大震災の復興費の決算概要を発表した。年度内に使う予定だった9兆7402億円のうち、35.2%にあたる3兆4271億円が手つかずだった。復興現場における人手、資材の不足や国と自治体との調整不足などから、復興事業が停滞している実態が改めて裏付けられた。
11年度復興費では39.4%に当たる5兆8729億円が不使用だった。復興予算の効率化の必要性が指摘されてきたにもかかわらず、改善は限定的なものにとどまった。12年度の予算が使われなかった例としては、がれき処理で受け入れ先が見つからなかったため、搬送できなかった事案や、放射性物質を含んだ廃棄物の受け入れ場所がなく除染作業ができなかったケースなどがあった。
使い残した復興費のうち約2兆2000億円は13年度に繰り越し、約1兆2000億円は「不用額」として復興特別会計などに繰り入れ、あらためて復興事業に割り当てる。
根本匠復興相は復興費の積み残しの原因として「事業の執行にあたり地元住民の同意が得られない例がある。執行段階で資材不足や人手不足という問題もある」などと説明。
そのうえで「これまでも対策には取り組んできたが、復興加速化のための制度的な後押しが必要だ」と指摘し、自治体との調整の円滑化などで対策を強化していく考えを示した。
事業別でみると、もっとも規模の大きなインフラ復旧やまちづくりなどの分野では、4兆7331億円のうち、43.9%にあたる2兆768億円が使われなかった。
また、「産業の振興・雇用の確保」の分野では、8133億円の33.4%にあたる2718億円が不使用。原子力災害関連では、8659億円のうち57.4%にあたる4969億円が使われていなかった。【水脇友輔
理由はともあれなぜここまでの遅れているのか。政府はなんで早く予算の執行をしないのか。この金額のお金どうなっているのか。つかわないのなら1度戻して別に使ってあとで予算措置をするようにはいかないのか。
2013年7月31日(水)11:04
復興庁は31日午前、2012年度の東日本大震災の復興費の決算概要を発表した。年度内に使う予定だった9兆7402億円のうち、35.2%にあたる3兆4271億円が手つかずだった。復興現場における人手、資材の不足や国と自治体との調整不足などから、復興事業が停滞している実態が改めて裏付けられた。
11年度復興費では39.4%に当たる5兆8729億円が不使用だった。復興予算の効率化の必要性が指摘されてきたにもかかわらず、改善は限定的なものにとどまった。12年度の予算が使われなかった例としては、がれき処理で受け入れ先が見つからなかったため、搬送できなかった事案や、放射性物質を含んだ廃棄物の受け入れ場所がなく除染作業ができなかったケースなどがあった。
使い残した復興費のうち約2兆2000億円は13年度に繰り越し、約1兆2000億円は「不用額」として復興特別会計などに繰り入れ、あらためて復興事業に割り当てる。
根本匠復興相は復興費の積み残しの原因として「事業の執行にあたり地元住民の同意が得られない例がある。執行段階で資材不足や人手不足という問題もある」などと説明。
そのうえで「これまでも対策には取り組んできたが、復興加速化のための制度的な後押しが必要だ」と指摘し、自治体との調整の円滑化などで対策を強化していく考えを示した。
事業別でみると、もっとも規模の大きなインフラ復旧やまちづくりなどの分野では、4兆7331億円のうち、43.9%にあたる2兆768億円が使われなかった。
また、「産業の振興・雇用の確保」の分野では、8133億円の33.4%にあたる2718億円が不使用。原子力災害関連では、8659億円のうち57.4%にあたる4969億円が使われていなかった。【水脇友輔
理由はともあれなぜここまでの遅れているのか。政府はなんで早く予算の執行をしないのか。この金額のお金どうなっているのか。つかわないのなら1度戻して別に使ってあとで予算措置をするようにはいかないのか。
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