わたしの週末なごみ旅(2012/8/4)
岸本葉子
この文庫は2冊の単行本から生まれました。
前半は2008年刊「ちょっと古びたものが好き」
後半は2009年刊「週末ゆる散歩」におさめたエッセイを加筆修正したものです。
私は岸本葉子さんの本が好きで、たくさん読んできましたが
この本は写真も多く読みやすいエッセイで、お気に入りの一冊です。
前半のちょっと古びたものが好きでは
ふだん使っている器を改めて見ると、旅先で求めたものが結構多いそう。
予期せぬ出会いに、うれしくうろたえ
「すみません、ちょっと、口座にいくらあるか、確かめてきます」
店の人に言い置いて、近くの銀行か、郵便局に走るのだそうだ。
私から見ると骨董屋さんってちょっと敷居が高くて
興味はあるのだけれど、なかなかお店に入ることができない場所。
我が家の普段使いの器のほとんどは、貰い物やオマケでもらったものが多いです。
毎日使うマグカップやお茶碗だけは気に入ったものを買っていますが…
一時期雑貨屋さんめぐりにはまって、かわいい雑貨を買い集めていたんですが
狭いマンション住まい、部屋の中がごちゃごちゃしてきて
結局ほとんどを、バザーに出す商品を募集していた団体などに送ってしまいました。
久しぶりに岸本さんのこの本を読んで
骨董屋さんは敷居が高いけれど
骨董市などなら覗いてみてもいいかなあとネットで調べたりしています。
買うかどうかはともかく、古びたものを眺めるのは結構癒されるかもしれない✨
後半の週末ゆる散歩は
私も行ったことのある場所が、いくつも紹介されていてうれしかったです。
コロナ禍以前は私もよく東京方面へ行っていました。
10年前ぐらい前は、雑貨屋さんめぐり
その後、写真撮影が趣味になってからは、東京の下町や植物園へ行くようになりました。
その中で岸本さんが紹介していた「谷中」はよく行っていた街です。
ちょっと昔の写真ですが、載せますね。
上にある階段が「夕焼けだんだん」
初めて訪れたときは猫がたくさんいました。
しばらくして訪れたときは、一匹か二匹いるぐらいに減っていました。
当時よく行っていた雑貨屋さんの店長によると、別の場所に移動してしまったのだとか…
「谷中ぎんざ」
とても賑やかな商店街
お弁当が激安で売っていました。
本物ではありませんよ( ´艸`)
東京方面のお散歩を再開したいと思いつつ
今年は酷暑で、しかもまたコロナが流行っているらしいし
なかなか行けないでいます。