青木が原の植物探索の思い出

４０歳代の頃でした。

息子が、北海道から、東京の私立大学に進学して

主人が単身赴任から帰還して

家の中がテンワヤンヤの頃でした。

長男は道内の私立大学で、、、下宿

二人目の子が、、、東京の私立大学に進学、、、

主人は公務員,、の,、○○号報、、、何十万円、、、

ボーナスも、、、入学金には届かない、、、

主人が、、、５０歳近くになって、、公務員から民間へ
４０歳ごろ新規職員として公務員になって
５０歳前に民間に行くという事は

共済保険も、厚生保険は無いわけだから

老後は、、、火の車に成るかもしれない、、、

転ばぬ先の杖の杖、、、ここらへんで

働いておかないと、、、

自分の食事代ぐらいの,、、
年金が戴けるぐらいまでは、、、

自主自立しておかないと、、、

日大の入学時に言われた「自主自立」さえ、、、
出来ないかも。。。！！

ヤバすぎるでしょう、、、

大學生活が居こごちの良いという

こだわりの技術を求める医師は

お金には、、、頓着が無い、、、。

旦那に食べさしてもらえるなどと、、、
タカをくくっていては。。
私立大学に進学した息子達の
学費にも事欠く、、、ご時世である。

私も、、主婦から「薬剤師」に復帰。

２０年近いブランクを埋めなければと

北海道大学の薬学部の聴講生になった。

開業医も
病院経営も
大學の助手も講師も

民間は、、、一派ひとからげの、、

経済状態として見るのは仕方がないが、、、

外出することが多くなった。

地味なスラックスに、地味な上着で　

決まった時間に出かけるのだったが、、、

近所の麻雀の好きなご婦人からは

「麻雀に通っているという、、、誤解を受けた。」

「自分達は地下鉄近くの雀荘で
　　　待ってるから、、、いつでも来てね！」

今更「学生に逆戻りともいえないで、、、

会釈して、手を振って通り抜けた。」

夜になって帰宅すると

急いで夕飯の支度をしているときに

麻雀の話の電話がかかってくる。

聴くだけ聞いて、、、忙しく夕飯支度しているからと

丁寧に電話を切っていた。

私の頭の中は、、、
「２０年のブランクを埋めることで必死だった。」

その時期に、北大と昭和大の薬草園と農学部の合同で

「富士山の青木が原の植物探索」のイベントが有った。

聴講生の学生書と、薬剤師会に復帰していたので

薬史学会の会員証も有った。

北大の植物園の助手さんと、

参加したのでした。


「青木が原の記事」は読んでいた。

それだけに、
人が、、、
荒らし廻る機会は少ないだろうと思える。

期待に応えてくれて、、、

参加したことは

７７歳になっても、思い出に残っている。

その時，、、花が散って実になっていた

一輪を持って帰ってきた。

その種から育った植物が、、、庭に咲いた。


富士の青木が原の、

暗い小道を再現したブロック塀の日陰で

毎年花を咲かせる。

　　　　　

どうですか？？？

珍しいでしょう？？

北海道にも、、、
　　　似た植物で
　　　　　ウコギが、、、有りますよね！！

民間に乱獲されて、、、
今は、、、少なくなりましたよね。

北海道のこの種の木の幹には

とげ、、とげ、、、が

有ったりしますよね。

この木は、、いつの日か、、

息子の家の庭で、、育ててもらいたいと思っています。

野草への思いは、、、愛おしい家族のようですね。

選挙の電話らしいベルのなるのは、、、

庭に出ていると、、、聴こえないし、、、

誰に投票するのか、、、考えなくていいから

本当の、、、休息になりますね。

植物は、、、

人間以上かもしれない戦いをしているのに

下枝や、隣りに向かう木の枝が

静かに迫るから、、、

人間は、、、

植物の、、、

すごい戦いには、、、

気が付かないことが多いかもしれない。

植物は、、
　　　人間のように

相手を批判して、、

相手の足を引っ張らない、、、

が、、、

相手に光を与えないという枝ののばし方をする。

根をからませてゆく、、、

静かで目立たないが、、、
植物の様な戦い方をされると、、、

人間は気が付かないかもしれないと、、、

頭のいい自然は、細胞や、イオンや、元素や

光の種類まで　化学反応で動くという

ITもびっくりの「プログラムをセット」して

植物が、
何千年単位で生き延びる　
　　　　　　　　化学反応を

季節が操っているのではなかろうか？

植物を育てていると

プーチンさんの様な植物が、

、一杯で

庭の手入れが大変です。

麻雀に通えるご婦人が、、、
　　　羨ましく、、思える時もありますが、

勝負事は、ことごとく、、

捨て牌の読めない

政治音痴と、、、通じる、、

頭の欠損が、、、私には有るように思えます。

「「ニコニコ」
　　笑っている様な麻雀になってしまいますが

植物と話していると、、そのしたたかさに

驚かされます。