20010年(平成22年)1月22日(金)快晴に恵まれた天気の中、私たちは、近所の人に送られて関西空港に向かって行った。
これから、中国上海方面に4泊5日の予定で、ツアー旅行に出かける為である。
12時00分に4階国際ターミナルに集合、14:00分発の飛行機に乗る予定である。
空港内で所定の手続きを済ました後、昼食を摂り、14:00分、定刻に私達を乗せた、中国東方航空機は出航した。
上海までの所要時間は2時間40分である。
航空機は順調に飛行し、快晴の上海浦東国際空港の管制域上空に入り、高度を下げながら空港に近づいている。
眼下には黄色く濁った海が見え、暫くして、長い橋が架けられ、その上を蟻のような自動車が数台走っているのが見えている。
飛行機が高度を下げるに従って、眼下の景観を、はっきりと視界の中でとらえ、広々とした田園風景の中に上海浦東国際空港は造られている。
私達を乗せた航空機は着陸態勢に入り、現地時間(日本との時差は1時間)15:40分に、真新しい上海国際空港に着陸する。
到着して税関等の手続きもスムーズに進行し、出口ゲートを出ると現地ガイドの人たちが、小旗を持って私達を出迎えてくれている。
今回のツアーには、約40名位の方が参加し、バス2台に分譲して観光するようで、ほとんどの方が、定年後、第一線を退いた夫婦の方々である。
早速、現地ガイドによる参加者の確認が行われ、バスに乗り込んで上海中心部へ向かって行った。
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上海浦東国際空港で待機している中国東方航空機
中国第一の経済都市上海は、人口約1400万人の規模を誇る大都会で、中国経済の牽引的役割を果たしている。
空港からは高速道路が整備され、40分ほどで上海中心部まで行くことが出来る。
バスの車内には、ガイドのカクさんの流暢な日本語のガイドが続いている。
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車窓からの上海中心部の景観
間もなく上海市内に到着して、夕食の中華料理店に案内してくれた。
この中華料理店は広東料理の店で、店内は多くの日本人客などでごった返している。
私達は10人前後ずつ、回転式の丸テ-ブルに着席して夕食を召し上がった。
今日は、機内食も食べ、早い夕食の時間帯か、お腹はあまり空いていなく、私も妻も少し手を付けた程度であった。
朝食後、私達はオプションで設定されている上海雑技(白玉欄劇場)に行くことにした。
上海雑技(白玉欄劇場)の公演
オプション代金3900円を支払って、劇場内に入って行く。
少し待たされた後、19:00分に開演、1時間30分の予定で公演、中ほどの良い席がとられている。
中国の雑技には、悠久の歴史があり、現代でも一級のアトラクションとして多くの人たちを魅了して寄せ付けている。
特に印象的であったのは、円球状の中に5台のバイクが入ったモーターサーカスは圧巻であった。
その他に、獅子舞、5人の柔軟技、帽子のショー、椅子の積み上げ、自転車の15人乗りなどで、十分に価値のあるショーで、私たちは大満足であった。
その他、ガイドのカクさんは、租界時代にできた上海のレトロ調の、レンガ造りの街並みを案内してくれた。
ここは、20世紀初頭に出来た外国人居住地の建物をそのまま残し、まるでタイムスリップしたような街並みが見られ、上海観光地に欠かせない存在になっているようである。
初日の今日は、カメラを持ち歩いてなくて、写真をお見せできないのが残念である。
1月23日(土)宿泊していた上海市内のホテルを、午前8:00分に専用バスで出発する。
上海の気候も、上天気であるが、気温は私の住んでいる大阪よりも下がっているように感じる。
緯度的には九州鹿児島あたりと思われるが、どうしてこんなに冷えるのか! やはり大陸の影響なのか! よく分からないがよく冷えている。
専用バスが走行した一般道では、自動車通勤の密度が少ないせいか、車はそんなに多くはなく、むしろ日本の方が多く感じる。
ただ、バイクやスクーターは多く、下部写真のようなペダル付きの電動スクーターを多く見かけた。
専用バスは程なくして高速道に入り、上海から無錫方面に向かって行く。
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上海市内の車窓から見る朝の通勤風景、右車線を走るバイクは電動スクーターが多い。
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上海市内で多く見かけるペダル付き電動スクーター
上海で多く見かけたペダル付き電動スクーター、燃費はガソリンスクーターより10倍も良いといわれ、平坦な土地の多い上海では、市民の足としてなくてはならない存在になっている。
速度も、平坦な地では35km程度、値段も3万円代の手頃な価格のようで、環境に優しい乗り物として、今後、脚光を浴びそうである。
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上海市内によく見かける超高層住宅と高層住宅などの景観
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よく見られる上海市内の住宅、下部階層では窓に鉄格子が嵌められている住宅も多く見られた。
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工事中の高層住宅の現場、何棟もの住宅が同時に建設されているのには驚かされる。
上海市内から蘇州・無錫方面へは片側3~4車線の立派な高速道路が建設され、制限速度も120kmと表示されている。
車窓から初めて見る中国の景観、30階位の超高層住宅の建設工事現場が多くあり、急成長を続けている中国経済を見ているようである。
しかも、この超高層住宅は1棟2棟ではなく、10棟位の大型工事で、1000戸とか2000戸位の工事で、日本では考えられない規模には驚かされる。
また、高速道路を100kmぐらい走っていっても、山は全く見えず、中国の国土の広さを感じる。
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高速道の車窓から 上海郊外にある農村の景観
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高速道路サービスエリアで、現地ガイドの人達と
途中のサービスエリアで休憩した後、無錫の恵山方面に向かって行った。
途中に幾つかの運河があり、多くの船が行き交っている。
どういった運河か調べてみると、この運河は、京杭(けいこう)大運河で、万里の長城と合わせて、世界の四大古代工事のひとつに数えられている。
世界で最も古く長い人口運河で、北は北京から南は杭州までの1800km近くに及んでいる。
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中国の北京から杭州まで全長1800kmに及ぶ京杭(けいこう)大運河
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中国の名勝地無錫恵山の側を流れる京杭大運河、この大運河は中国の内陸部の物流に大きな役割を果たしている。
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錫恵公園の中にある恵山(標高330m)と山頂に立つ龍光塔
バスは程なくして錫恵(しゃっけい)公園の駐車場に到着する。
ここからは無錫地域専用の女性ガイドが、日本女性かと思わせるような、流暢な日本語で案内してくれている。
この錫恵公園は、無錫市の西の郊外にあり、錫山と恵山の名を合わせて錫恵公園と名づけられている。
錫山は無錫を代表する山で山頂の龍光塔は無錫のシンボルである。
恵山は高さ328mの、この地方(江南)第一と称えられている山で、共に無錫の文化の精彩を放つ名所として、多くの観光客が訪れている
私達は工事中の伽藍の前を通り、恵山寺の山門に向かって行った。
恵山寺は南北朝時代(紀元439年~589年)江南の寺院として建てられている。
清の乾隆皇帝も数回訪れ、恵山寺の額は皇帝の肉筆だと伝えられている。
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恵山寺入口の古華山門
私たちは古華山門をくぐり、奇暢園に入って行く。
すると、太湖石といわれる石灰岩が水で浸食された複雑な形状をした石が、緑の樹木に囲まれた庭園におかれている
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日本のお寺の仁王像と同じ、ただ、カラフルな色彩。 中国の代表的な屋根の建築様式を見せるお堂の屋根。
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中国の造園技術が結集されて造られた庭園、池は南北方向に長く伸び、水辺には池を囲む廊下がある。中央の石卓で皇帝と寺の僧が将棋の勝負をしたといわれている。
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ツアーで同行した人達と記念のショット
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ツアーで写真担当の女性と実地研修で参加した女学生(右)
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乾隆皇帝と恵山寺の僧が将棋で勝負した石卓 金蓮橋の石橋と御碑亭
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池の端の部分にある伽藍で窓越に見る竹庭、まるで絵画を見るように造られている。
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この奇暢園は背景の恵山九峰や錫山龍光塔と一体となる、庭園建築の景色を借りる手法の模範となっている。北京の頣和園の中の「諧趣園」は、この手法を模倣したといわれている。
多くの人たちが訪れている恵山寺本堂
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天下第二泉の井戸の湧き水
天下第二泉と呼ばれるこの泉は、唐代の時代(紀元766年)に堀りぬかれ、中国の著書「茶経」の中で天下第二泉と定められている。
宋代の皇帝はこの泉を貢品と指定、唐、宋以後も多くの詩人が訪れ、作品を多数残している。
天下第二泉は上、中、下の三部分に分かれ、上部の八角形の池の水は最も高級で、カップに水を入れて、縁より数ミリ高くても溢れず、水質も甘くて重いといわれている。
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恵山寺内からの恵山、錫山を望む
尾形大作の「無錫旅情」で日本では馴染みの深い無錫市は、長江の中ほどにあるデルタ地帯と、太湖の畔に開かれた3000年の歴史と伝統のある街で、多くの観光客が訪れている。
無錫市は、改革開放以来、日系企業も多く進出するなど、工業生産も目覚ましく発展する地域として経済的重要度を増している。
また、無錫は古来から、鉱工業の製錬や農具、武器など生産地として、他の地域を圧倒して発展していたと伝えられている。
また、無錫の地名については、その昔、この地域で多くの錫を産出し、「有錫」といわれていたが、工業生産の増強に合わせて、前漢の時代までは掘り尽くしてしまった。
このことから「無錫」といわれるようになったと伝えられている。
中国江南4都市(上海(シャンハイ)・無錫(ムシャク)・蘇州(ソシュウ)・朱家角(シュカカク)を巡る旅の二日目は、今朝、上海市内のホテルを出発し、約150km位離れた無錫まで、高速道を走行してやってきた。
地元ガイドの話によると昨日は、相当冷え込み、今朝も3℃の冷え込みであったようである。
私は沖縄の先に位置していることから、大阪よりも寒いとは思ってもいなかった。
錫恵公園の建物や庭園も、日本と随分と違いを感じるが、庭作りの手法そのものは、共通したものも多いように感じる。
特に建物と庭、そこから見渡せる景観などをうまく調和さしている点は日本も同じである。
見学を終え、バスに戻った私たちは、近くにある中国料理店で昼食を摂った後、名勝地「太湖」に向かって行った。
これから、中国上海方面に4泊5日の予定で、ツアー旅行に出かける為である。
12時00分に4階国際ターミナルに集合、14:00分発の飛行機に乗る予定である。
空港内で所定の手続きを済ました後、昼食を摂り、14:00分、定刻に私達を乗せた、中国東方航空機は出航した。
上海までの所要時間は2時間40分である。
航空機は順調に飛行し、快晴の上海浦東国際空港の管制域上空に入り、高度を下げながら空港に近づいている。
眼下には黄色く濁った海が見え、暫くして、長い橋が架けられ、その上を蟻のような自動車が数台走っているのが見えている。
飛行機が高度を下げるに従って、眼下の景観を、はっきりと視界の中でとらえ、広々とした田園風景の中に上海浦東国際空港は造られている。
私達を乗せた航空機は着陸態勢に入り、現地時間(日本との時差は1時間)15:40分に、真新しい上海国際空港に着陸する。
到着して税関等の手続きもスムーズに進行し、出口ゲートを出ると現地ガイドの人たちが、小旗を持って私達を出迎えてくれている。
今回のツアーには、約40名位の方が参加し、バス2台に分譲して観光するようで、ほとんどの方が、定年後、第一線を退いた夫婦の方々である。
早速、現地ガイドによる参加者の確認が行われ、バスに乗り込んで上海中心部へ向かって行った。
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上海浦東国際空港で待機している中国東方航空機
中国第一の経済都市上海は、人口約1400万人の規模を誇る大都会で、中国経済の牽引的役割を果たしている。
空港からは高速道路が整備され、40分ほどで上海中心部まで行くことが出来る。
バスの車内には、ガイドのカクさんの流暢な日本語のガイドが続いている。
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車窓からの上海中心部の景観
間もなく上海市内に到着して、夕食の中華料理店に案内してくれた。
この中華料理店は広東料理の店で、店内は多くの日本人客などでごった返している。
私達は10人前後ずつ、回転式の丸テ-ブルに着席して夕食を召し上がった。
今日は、機内食も食べ、早い夕食の時間帯か、お腹はあまり空いていなく、私も妻も少し手を付けた程度であった。
朝食後、私達はオプションで設定されている上海雑技(白玉欄劇場)に行くことにした。
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上海雑技(白玉欄劇場)の公演
オプション代金3900円を支払って、劇場内に入って行く。
少し待たされた後、19:00分に開演、1時間30分の予定で公演、中ほどの良い席がとられている。
中国の雑技には、悠久の歴史があり、現代でも一級のアトラクションとして多くの人たちを魅了して寄せ付けている。
特に印象的であったのは、円球状の中に5台のバイクが入ったモーターサーカスは圧巻であった。
その他に、獅子舞、5人の柔軟技、帽子のショー、椅子の積み上げ、自転車の15人乗りなどで、十分に価値のあるショーで、私たちは大満足であった。
その他、ガイドのカクさんは、租界時代にできた上海のレトロ調の、レンガ造りの街並みを案内してくれた。
ここは、20世紀初頭に出来た外国人居住地の建物をそのまま残し、まるでタイムスリップしたような街並みが見られ、上海観光地に欠かせない存在になっているようである。
初日の今日は、カメラを持ち歩いてなくて、写真をお見せできないのが残念である。
1月23日(土)宿泊していた上海市内のホテルを、午前8:00分に専用バスで出発する。
上海の気候も、上天気であるが、気温は私の住んでいる大阪よりも下がっているように感じる。
緯度的には九州鹿児島あたりと思われるが、どうしてこんなに冷えるのか! やはり大陸の影響なのか! よく分からないがよく冷えている。
専用バスが走行した一般道では、自動車通勤の密度が少ないせいか、車はそんなに多くはなく、むしろ日本の方が多く感じる。
ただ、バイクやスクーターは多く、下部写真のようなペダル付きの電動スクーターを多く見かけた。
専用バスは程なくして高速道に入り、上海から無錫方面に向かって行く。
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上海市内の車窓から見る朝の通勤風景、右車線を走るバイクは電動スクーターが多い。
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上海市内で多く見かけるペダル付き電動スクーター
上海で多く見かけたペダル付き電動スクーター、燃費はガソリンスクーターより10倍も良いといわれ、平坦な土地の多い上海では、市民の足としてなくてはならない存在になっている。
速度も、平坦な地では35km程度、値段も3万円代の手頃な価格のようで、環境に優しい乗り物として、今後、脚光を浴びそうである。
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上海市内によく見かける超高層住宅と高層住宅などの景観
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よく見られる上海市内の住宅、下部階層では窓に鉄格子が嵌められている住宅も多く見られた。
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工事中の高層住宅の現場、何棟もの住宅が同時に建設されているのには驚かされる。
上海市内から蘇州・無錫方面へは片側3~4車線の立派な高速道路が建設され、制限速度も120kmと表示されている。
車窓から初めて見る中国の景観、30階位の超高層住宅の建設工事現場が多くあり、急成長を続けている中国経済を見ているようである。
しかも、この超高層住宅は1棟2棟ではなく、10棟位の大型工事で、1000戸とか2000戸位の工事で、日本では考えられない規模には驚かされる。
また、高速道路を100kmぐらい走っていっても、山は全く見えず、中国の国土の広さを感じる。
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高速道の車窓から 上海郊外にある農村の景観
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高速道路サービスエリアで、現地ガイドの人達と
途中のサービスエリアで休憩した後、無錫の恵山方面に向かって行った。
途中に幾つかの運河があり、多くの船が行き交っている。
どういった運河か調べてみると、この運河は、京杭(けいこう)大運河で、万里の長城と合わせて、世界の四大古代工事のひとつに数えられている。
世界で最も古く長い人口運河で、北は北京から南は杭州までの1800km近くに及んでいる。
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中国の北京から杭州まで全長1800kmに及ぶ京杭(けいこう)大運河
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中国の名勝地無錫恵山の側を流れる京杭大運河、この大運河は中国の内陸部の物流に大きな役割を果たしている。
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錫恵公園の中にある恵山(標高330m)と山頂に立つ龍光塔
バスは程なくして錫恵(しゃっけい)公園の駐車場に到着する。
ここからは無錫地域専用の女性ガイドが、日本女性かと思わせるような、流暢な日本語で案内してくれている。
この錫恵公園は、無錫市の西の郊外にあり、錫山と恵山の名を合わせて錫恵公園と名づけられている。
錫山は無錫を代表する山で山頂の龍光塔は無錫のシンボルである。
恵山は高さ328mの、この地方(江南)第一と称えられている山で、共に無錫の文化の精彩を放つ名所として、多くの観光客が訪れている
私達は工事中の伽藍の前を通り、恵山寺の山門に向かって行った。
恵山寺は南北朝時代(紀元439年~589年)江南の寺院として建てられている。
清の乾隆皇帝も数回訪れ、恵山寺の額は皇帝の肉筆だと伝えられている。
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恵山寺入口の古華山門
私たちは古華山門をくぐり、奇暢園に入って行く。
すると、太湖石といわれる石灰岩が水で浸食された複雑な形状をした石が、緑の樹木に囲まれた庭園におかれている
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日本のお寺の仁王像と同じ、ただ、カラフルな色彩。 中国の代表的な屋根の建築様式を見せるお堂の屋根。
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中国の造園技術が結集されて造られた庭園、池は南北方向に長く伸び、水辺には池を囲む廊下がある。中央の石卓で皇帝と寺の僧が将棋の勝負をしたといわれている。
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ツアーで同行した人達と記念のショット
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ツアーで写真担当の女性と実地研修で参加した女学生(右)
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乾隆皇帝と恵山寺の僧が将棋で勝負した石卓 金蓮橋の石橋と御碑亭
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池の端の部分にある伽藍で窓越に見る竹庭、まるで絵画を見るように造られている。
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この奇暢園は背景の恵山九峰や錫山龍光塔と一体となる、庭園建築の景色を借りる手法の模範となっている。北京の頣和園の中の「諧趣園」は、この手法を模倣したといわれている。
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多くの人たちが訪れている恵山寺本堂
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天下第二泉の井戸の湧き水
天下第二泉と呼ばれるこの泉は、唐代の時代(紀元766年)に堀りぬかれ、中国の著書「茶経」の中で天下第二泉と定められている。
宋代の皇帝はこの泉を貢品と指定、唐、宋以後も多くの詩人が訪れ、作品を多数残している。
天下第二泉は上、中、下の三部分に分かれ、上部の八角形の池の水は最も高級で、カップに水を入れて、縁より数ミリ高くても溢れず、水質も甘くて重いといわれている。
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恵山寺内からの恵山、錫山を望む
尾形大作の「無錫旅情」で日本では馴染みの深い無錫市は、長江の中ほどにあるデルタ地帯と、太湖の畔に開かれた3000年の歴史と伝統のある街で、多くの観光客が訪れている。
無錫市は、改革開放以来、日系企業も多く進出するなど、工業生産も目覚ましく発展する地域として経済的重要度を増している。
また、無錫は古来から、鉱工業の製錬や農具、武器など生産地として、他の地域を圧倒して発展していたと伝えられている。
また、無錫の地名については、その昔、この地域で多くの錫を産出し、「有錫」といわれていたが、工業生産の増強に合わせて、前漢の時代までは掘り尽くしてしまった。
このことから「無錫」といわれるようになったと伝えられている。
中国江南4都市(上海(シャンハイ)・無錫(ムシャク)・蘇州(ソシュウ)・朱家角(シュカカク)を巡る旅の二日目は、今朝、上海市内のホテルを出発し、約150km位離れた無錫まで、高速道を走行してやってきた。
地元ガイドの話によると昨日は、相当冷え込み、今朝も3℃の冷え込みであったようである。
私は沖縄の先に位置していることから、大阪よりも寒いとは思ってもいなかった。
錫恵公園の建物や庭園も、日本と随分と違いを感じるが、庭作りの手法そのものは、共通したものも多いように感じる。
特に建物と庭、そこから見渡せる景観などをうまく調和さしている点は日本も同じである。
見学を終え、バスに戻った私たちは、近くにある中国料理店で昼食を摂った後、名勝地「太湖」に向かって行った。
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