2010年1月23日(土)無錫(ムシャク)市内にある錫恵(シャッケイ)公園の観光を終え、近くにある無錫料理店で昼食を済ました後、中国五大湖のひとつである太湖(たいこ)に向かって行った。
太湖は、同じ無錫市内にあって、その景観の美しさから、国家重点風景名勝区に指定されている。
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無錫市内にある太湖遊覧船乗場
私たちは太湖の遊覧船に乗船し、周辺の景観を40分ほど楽しむ予定である。
乗船してすぐに、流暢な日本語を話す男性ガイドが、ユウモアを交えながら案内してくれている。
ただ、この季節は、天気は良くても、ご覧の写真のように霞んで見えるらしく、日本の真っ青な秋空の様な景観は望めなかった。
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太湖遊覧船からの景観
太湖は中国で三番目に大きな淡水湖で、湖には大小多くの島が浮かび、多くの半島が突き出しながらかさなり、湖を囲む峰も多く存在している。
三山と呼ばれる著名な山々が、太湖に入り込み、その景観は天然の絵画ともいえる美しさを施しているといわれている。
遊覧船からは、先ほどまで見学していた、錫恵公園の山頂に聳え立つ龍光塔が美しい姿を見せている。
この太湖は、琵琶湖の2倍の大きさであるが、平均水深は2mと浅い湖である。
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太湖の乗船場で見かけた三輪貨物バイク、日本では見かけたことがない珍しい乗り物で、昔のオート三輪を思い出してくる。
太湖での遊覧船を楽しんだ後、私達を乗せたバスは、淡水真珠で有名な加工及び販売所に案内された。
真珠といえば、三重県志摩半島の英虞湾(アゴワン)の海水真珠が有名であるが、淡水で真珠が取れるとは全く知らなかった。
ただ、海の真珠よりも小粒のようで、色々なものに加工されて販売されている。
真珠の加工及び販売所を後にした私たちは、同じ無錫市内にあり、先ほどの太湖の畔にあるテーマパーク「三国城」に案内されて行った。
このテーマパークは、中国国営テレビの人気歴史ドラマ「三国志」のオープンセットとして造られたものをそのまま利用している。
隣接するテーマパークに、同じオープンセットだった「水滸伝」や「唐城」などがあり、共通の入場券も販売されている。
三国志は、吉川英治などにより書かれ、日本でもお馴染みの、中国の二世紀~三世紀にわたる魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく)の三国が覇権を争った時代の歴史物語である。
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三国志でお馴染みの三国城
私達が訪れた時間は、鎧兜を身につけた三国志さながらの戦闘ショーが、20分後の16時00分から行われる予定になっている。
専用バスから下車すると、目の前には当時の雰囲気をそのまま残した三国城の正門が建ち、正門の前には、鎧兜を身につけて、槍を持った兵士が門番に立ち、当時の雰囲気をかもし出している。
私たちは戦闘ショー会場に向かって進んで行くと、右側には、三国志の主人公、劉備・関羽・張飛が義兄弟の契りを結んだという「桃園の結儀」が見えている。
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劉備・関羽・張飛の三人が儀兄弟の契りを結んだ「桃園の結義」
さらに進んで行くと、黒い戦闘服に黒頭巾をかぶり赤い軍旗を持った一行と出合った。
ショーまで間があるようで待機している。直ぐに記念のショットをお願いしたところ、下の写真のように気軽に応じてくれた。
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軍旗を持って戦闘会場に向かう兵士の一団と記念のショット
兵士と記念撮影を終えた後、後方から鎧兜に武器を持った多数の騎馬兵士と、大きな進軍太鼓がショー会場に向かってやってくる。
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鎧兜を見につけ武器を持って戦闘ショーの会場に向かう騎馬兵士と進軍大鼓
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戦闘会場のそれぞれの定位置に整列して行く兵士達
この戦闘シーンの湖畔側に、虎牢関(ころうかん)と書かれた関所が造られている。
当時権威をふるっていた武将の董卓(とうたく)軍と、曹操軍、劉備・関羽・張飛の連合軍が戦った場所である。
董卓の配下に無敵の武人「呂布=りょうふ」がいた。劉備などの連合軍は呂布一人に圧倒され、劉備、関羽、張飛の三人で追い払うのが精一杯だった。
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乗馬の技術に圧倒されそうな迫力のある騎馬による一対一に戦いが始まった。
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猛烈なスピードに乗馬、しかも武器を持って戦う騎馬による一対三、呂布と劉備軍との戦い、映画のシーン以上の迫力が感じられる。
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鎧兜を身につけ猛スピードの馬に武器を持ち、体を反らすような姿勢の戦闘シーンは迫力満点。
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董卓軍と曹操・劉備などの連合軍の戦闘シーン
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戦い終わって騎馬兵士のヒーロー「呂布」との記念のショット
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赤壁の戦い時 戦況を見極めながら指揮した曹操の指揮台
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太湖の畔にある曹操軍の水軍基地、時間の関係でこれ以上前に行っての見学は出来なかった。
本物の騎馬戦による戦闘シーンに感動し、終わった頃には太陽は西に傾き、黄昏の時を向かえている。
この三国城には、まだ、色々な見学施設があり、名残り惜しかったが、私たちは直ぐに駐車場に戻り、今夜の宿泊先である、蘇州市内のホテルに向かって行った。
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無錫から蘇州市内に向かう車窓から、工事中の高層住宅の上に沈む夕日
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宿泊した蘇州市内のホテル
1月24日(日)朝8時30分に、ホテルを出発、蘇州市内にある天下の名園として知られている留園に向かって行った。
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留園への道中で見かけた中国新幹線、車窓から撮影、2010年には上海と北京間が結ばれる。
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蘇州市内の朝の状況、ペダルとバッテリーで動く電動自転車が走っている。
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天下の名園「留園」駐車場にてカメラ担当とガイド実習生の女性
蘇州市内にある留園の専用駐車場には直ぐに到着する。
朝が早いせいか、私たちのグループのバス以外は見当たらず、周辺は緑に囲まれ、静寂な雰囲気が漂っている。
早速、ガイドに案内され天下の名園「留園」に入って行く。
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天下の名園「留園」の入り口
留園は世界文化遺産・中国・蘇州四大名園のひとつに数えられ、蘇州庭園の最高傑作といわれている。
400年前の明の時代に最初に造られ、後に改築され、清の時代の代表的な庭園とされている。
留園は、2万㎡の園内に、中部の山水、東部の建物、西部の山林に分かれ、変化に富んだ庭園である。
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留園の庭園、ガイドのカクさんと、カクさんの名調子の日本語による案内が続いている。
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池庭の中央部分には島が作られ、小さな橋で結ばれている。島には藤の花があり、春には満開の華が庭園美を一層高めてくれそうである。
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カメラ担当と日本語が少し話せる実習生の女性達とのショット
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池の中に白い灯篭のようなものが立ち、白い壁に囲まれた月見亭のような建物が立てられ、うまく調和されている。
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建物に囲まれた中庭にあるダイナミックな大湖石の庭園
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聳え立つ太湖石の名石・冠雲峰 高さ=6.5m
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聳え立ち訪れた人たちを魅了する太湖石の塔・冠雲峰・瑞雲峰・岫雲峰の姉妹三峰が並んで立っている。
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三峰が並んで立っている名石の前には著名な建築物が建てられている。
天下の名園と知られている留園の見学を終えて感じることは、日本の建築物や庭園と違った趣きを多く感じるが、中国の庭園技術と建物との調和の奥深さも強く感じさしてくれる。 ただ残念なのは、日本語のパンフレットや案内板が少なく、詳細に理解する情報が入りにくいことである。
私たちは、専用のバスに戻り、同じ蘇州市内にある刺繍研究所に向かっていった。
太湖は、同じ無錫市内にあって、その景観の美しさから、国家重点風景名勝区に指定されている。
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無錫市内にある太湖遊覧船乗場
私たちは太湖の遊覧船に乗船し、周辺の景観を40分ほど楽しむ予定である。
乗船してすぐに、流暢な日本語を話す男性ガイドが、ユウモアを交えながら案内してくれている。
ただ、この季節は、天気は良くても、ご覧の写真のように霞んで見えるらしく、日本の真っ青な秋空の様な景観は望めなかった。
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太湖遊覧船からの景観
太湖は中国で三番目に大きな淡水湖で、湖には大小多くの島が浮かび、多くの半島が突き出しながらかさなり、湖を囲む峰も多く存在している。
三山と呼ばれる著名な山々が、太湖に入り込み、その景観は天然の絵画ともいえる美しさを施しているといわれている。
遊覧船からは、先ほどまで見学していた、錫恵公園の山頂に聳え立つ龍光塔が美しい姿を見せている。
この太湖は、琵琶湖の2倍の大きさであるが、平均水深は2mと浅い湖である。
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太湖の乗船場で見かけた三輪貨物バイク、日本では見かけたことがない珍しい乗り物で、昔のオート三輪を思い出してくる。
太湖での遊覧船を楽しんだ後、私達を乗せたバスは、淡水真珠で有名な加工及び販売所に案内された。
真珠といえば、三重県志摩半島の英虞湾(アゴワン)の海水真珠が有名であるが、淡水で真珠が取れるとは全く知らなかった。
ただ、海の真珠よりも小粒のようで、色々なものに加工されて販売されている。
真珠の加工及び販売所を後にした私たちは、同じ無錫市内にあり、先ほどの太湖の畔にあるテーマパーク「三国城」に案内されて行った。
このテーマパークは、中国国営テレビの人気歴史ドラマ「三国志」のオープンセットとして造られたものをそのまま利用している。
隣接するテーマパークに、同じオープンセットだった「水滸伝」や「唐城」などがあり、共通の入場券も販売されている。
三国志は、吉川英治などにより書かれ、日本でもお馴染みの、中国の二世紀~三世紀にわたる魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく)の三国が覇権を争った時代の歴史物語である。
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三国志でお馴染みの三国城
私達が訪れた時間は、鎧兜を身につけた三国志さながらの戦闘ショーが、20分後の16時00分から行われる予定になっている。
専用バスから下車すると、目の前には当時の雰囲気をそのまま残した三国城の正門が建ち、正門の前には、鎧兜を身につけて、槍を持った兵士が門番に立ち、当時の雰囲気をかもし出している。
私たちは戦闘ショー会場に向かって進んで行くと、右側には、三国志の主人公、劉備・関羽・張飛が義兄弟の契りを結んだという「桃園の結儀」が見えている。
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劉備・関羽・張飛の三人が儀兄弟の契りを結んだ「桃園の結義」
さらに進んで行くと、黒い戦闘服に黒頭巾をかぶり赤い軍旗を持った一行と出合った。
ショーまで間があるようで待機している。直ぐに記念のショットをお願いしたところ、下の写真のように気軽に応じてくれた。
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軍旗を持って戦闘会場に向かう兵士の一団と記念のショット
兵士と記念撮影を終えた後、後方から鎧兜に武器を持った多数の騎馬兵士と、大きな進軍太鼓がショー会場に向かってやってくる。
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鎧兜を見につけ武器を持って戦闘ショーの会場に向かう騎馬兵士と進軍大鼓
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戦闘会場のそれぞれの定位置に整列して行く兵士達
この戦闘シーンの湖畔側に、虎牢関(ころうかん)と書かれた関所が造られている。
当時権威をふるっていた武将の董卓(とうたく)軍と、曹操軍、劉備・関羽・張飛の連合軍が戦った場所である。
董卓の配下に無敵の武人「呂布=りょうふ」がいた。劉備などの連合軍は呂布一人に圧倒され、劉備、関羽、張飛の三人で追い払うのが精一杯だった。
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乗馬の技術に圧倒されそうな迫力のある騎馬による一対一に戦いが始まった。
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鎧兜を身につけ猛スピードの馬に武器を持ち、体を反らすような姿勢の戦闘シーンは迫力満点。
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董卓軍と曹操・劉備などの連合軍の戦闘シーン
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戦い終わって騎馬兵士のヒーロー「呂布」との記念のショット
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赤壁の戦い時 戦況を見極めながら指揮した曹操の指揮台
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この三国城には、まだ、色々な見学施設があり、名残り惜しかったが、私たちは直ぐに駐車場に戻り、今夜の宿泊先である、蘇州市内のホテルに向かって行った。
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無錫から蘇州市内に向かう車窓から、工事中の高層住宅の上に沈む夕日
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宿泊した蘇州市内のホテル
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留園への道中で見かけた中国新幹線、車窓から撮影、2010年には上海と北京間が結ばれる。
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蘇州市内の朝の状況、ペダルとバッテリーで動く電動自転車が走っている。
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天下の名園「留園」駐車場にてカメラ担当とガイド実習生の女性
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早速、ガイドに案内され天下の名園「留園」に入って行く。
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天下の名園「留園」の入り口
留園は世界文化遺産・中国・蘇州四大名園のひとつに数えられ、蘇州庭園の最高傑作といわれている。
400年前の明の時代に最初に造られ、後に改築され、清の時代の代表的な庭園とされている。
留園は、2万㎡の園内に、中部の山水、東部の建物、西部の山林に分かれ、変化に富んだ庭園である。
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留園の庭園、ガイドのカクさんと、カクさんの名調子の日本語による案内が続いている。
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カメラ担当と日本語が少し話せる実習生の女性達とのショット
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池の中に白い灯篭のようなものが立ち、白い壁に囲まれた月見亭のような建物が立てられ、うまく調和されている。
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建物に囲まれた中庭にあるダイナミックな大湖石の庭園
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聳え立つ太湖石の名石・冠雲峰 高さ=6.5m
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聳え立ち訪れた人たちを魅了する太湖石の塔・冠雲峰・瑞雲峰・岫雲峰の姉妹三峰が並んで立っている。
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三峰が並んで立っている名石の前には著名な建築物が建てられている。
天下の名園と知られている留園の見学を終えて感じることは、日本の建築物や庭園と違った趣きを多く感じるが、中国の庭園技術と建物との調和の奥深さも強く感じさしてくれる。 ただ残念なのは、日本語のパンフレットや案内板が少なく、詳細に理解する情報が入りにくいことである。
私たちは、専用のバスに戻り、同じ蘇州市内にある刺繍研究所に向かっていった。
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