マジックアイス

最近の「マジックアイス」っていうのは、冷たい大理石の上で色々なアイスクリームを混ぜるものを言うみたいですが、
我々世代で「マジックアイス」といえば、それは

「森永マジックアイス」

もこもっこ♪もこもこもっこ～っ♪もりながまじっくあいす～っ♪

というテーマ曲のCMには当時、大きな衝撃を受けました。

ブツは、缶入りの(250mlくらいのジュース缶サイズ)炭酸入りらしく、冷蔵庫で凍らせて、

凍らせた後、缶を缶きりで開けると、凍った中身がぐあ～っとせり上がってくるというヤツでしたが、
(その仕組みは不明）

けど発売当時、マジックアイスを凍らせる機能を持った冷凍庫のある家庭は、全国にどのくらいあったのだろうか？

今じゃ冷凍庫付きの冷蔵庫って当たり前ですが、今から30年以上前、家庭では冷凍機能は製氷機しかないという
のがほとんどで、近所じゃマジックアイスを誰も食べたこともなく、もちろん買ったこともない人ばっかり。

しかし、あこがれの食べ物ですから、色々想像を膨らませるわけです。

「缶の下の部分にバネが入っていてモコモコでてくるんだってさ」(それじゃ飛び出すだろう）

「全然おいしくないらしい」(まず食ってみろよ）

ホントはどうなんだ？

実は、当時、裕福な家庭の友人(冷凍庫付き冷蔵庫保有）にお願いして、マジックアイスを買ってもらい、凍らせてもらいました。

「まだ凍ってないかも」

という友人の声を無視して「マジックアイス」を開けたところ、

よく振ったコーラみたいに中身がジャバジャバ出てきてテーブルが大変なことに…。

味は…、よく覚えてませんが、ジャバジャバ事件の後、

もう、いいやっ。

ってカンジで「マジックアイス」への興味は急激に薄れていったのでした。