京照日記

アンティーク店の京照が「着物に対する熱い思い」と、お客さんとの会話で気が付いたことを発信しています。

小説は、読者のもんやさかい、読者さんの心の中で育つんぇ。

2014年12月02日 19時37分57秒 | ヒラメキのヒント

りんちゃん、こんんばんわ。

あるきっかけで読み始めた本でも、ある地点で、「あっ、ここ、しっとう」と、

思えるところがあるんどす。

そこが、本の中の人物と読んどう人との、「出会い」なんどす。

これが、ようさんあると、ええ小説で、忘れられない「一冊」になるんどす。

うちは、半年に1冊でる本のなかで、毎回、1回から2回くらいしか、

出会いがなかったんどすけど。

惰性で読んどったから、結末だけでよかったんやけど。

作中の京都弁でしゃべるお人に、えろう思いいれがおして。

「納得できんのぇ」

しゃあないなぁ。

うちのわがままどす。

中のお人と、シンクロしたら、本の中の「空気や温度やニオイ」なんかも、

経験できるぇ。

ワクワクしたり、ドキドキしたり。

集中せなあかんけどなぁ。

こんな一冊、手元にあったら、生きるのがたのしゅうなりますぇ。

あー、せなあかんことおした。

ほなな。