
朝から、明日の奈良市自治連合会会議の地域自治協議会部門で、佐保川の取り組みを紹介して欲しいと依頼があった。急な話であったので、「特別に何かをやったということではないので」断ったが松山市へも研修に行ったということで引き受けることになった。昨年の取り組みということなので、とにかくまとめてみた。
佐保川地区自治連合会の取り組み
<地域特性>
我が地域は、佐保川小学校ができるのを機に大宮と佐保連合自治会から一部
を分割して24年前に出来た新しい自治連合会です。
結成以来、学校を中心に社会福祉協議会、万年青年クラブ、民生委員会、
PTA等々各種団体が連携して活動をしてきた。
地域全体で取り組む事業に、4月に社協主催でワイワイ桜祭りをはじめ、
佐保川清掃や子供を守る会活動を自治会ほか各種団体で協力して実施。
特に、自主防災組織結成以来、自治会長や各種団体役員を班員として構成
して、防災訓練、避難所運営訓練を通じて各種団体との連携強化とコ
ミュニケーションの深化を図っている。
結果、自治連合会を中心に各種団体とのコミュニケーションが取れ、各種行事も連携して取り組める状況は出来てきている。
<26年度の取り組み>
・ 役員会で取り組みの検討の結果、「地域ミーティングで、地域に目を向けるとともに、現状を知ってもらう機運を作ろう」と決まる。
・機関紙「佐保川」で全世帯に「地域自治とは」配布。
・各種団体長に、「地域自治」とはなにか!を奈良市に講演依頼。
・連合自治会の研修旅行先を「まちづくり協議会」活動を活発に行っている松山市にきめる。
・各種団体代表に地域ミーティングの趣旨の説明会(市長を囲んで地域を考えよう)
・WC形式で、第1回「地域の課題について」第2回「地域課題解消と展望について」を開催。
・地域ミーティングで、市長に地域自治についての考え方を確認。
<27年度の取り組み>
・ 各種団体長と「佐保川円卓会議」と銘打って、住民協議会の検討を開始する。
1. 各種団体との意見交流会の開催
2. 団体間協力事業の洗い出し
3. 行政との事業内容整理
4. 個別団体内での啓発
5. 住民への経過情報発信
6. 協議会準備会議の開催
7. 協議会の目的・内容の検討
8. 住民意識調査の実施
・円卓会議メンバーによる近県への視察研修会。
・新自治会長研修で、「住民自治とは」を実施。
・佐保川小学校が「CS=学校運営協議会」の指定を受けるので、学校を支える体制を全組織・団体で取り組む仕組みづくり。
・地域ミーティングにむけて、各自治会住民2名と各種団体構成員によるワークショップを開催。テーマを「私たちのまちを考えよう」で議論
・機関紙による住民自治の「意味」「目的」「課題」「取り組み」「地域の展望」等々を啓発。
色々と取り組みをしているが、行政依存体質の住民をどのように目覚めさせていくのか、また、地域内住民や企業の意見をどのように集約していくのか?
権利だけを主張する人や関わりを拒否する人たちに、住民の責任や繋がる喜びをどのように感じてもらうのか?
まだまだ先の長い運動になっていくだろうな?・・・・