金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

NO172 要望を聞く会が開催

2006年10月18日 | 過去の記事
午前9時30分から、市役所北棟の会議室で中央地区の9連合自治会からの要望を聞く会が開催されました。
役所側からは、市長、助役を始め全部長が参加し連合自治会からは3名の出席でした。参加連合会は、「椿井・飛鳥・鼓阪・済美・佐保・大宮・佐保台・佐保川・済美南」の9地区でした。

各地区15分間で提出をしてある3件の要望の補足説明をして、それに対する対応について市側が説明をするという形式で行われました。10分で終わる所や、30分かかる所とかさまざまでした。結果、終了したのは12時前でした。
出された要望は多枝に渡りましたが、そのほとんどは、街灯設置の問題や地域に密着した問題でした。

          

開会の挨拶で市長は、近隣コミュニティーの再生のために行政と住民が力を会わせて何かをしていこう、人の絆を創り出そう。また、地域社会を創り直そうという想いでタウンミーティングを開催して、いただいたご意見に対しても、ご返答をさせていただいた。(感激をされていた自治会長もおられました)

「要望を聞く会』を開催したとしても個別の自治会からの要望も聞いていきます。ただ、自治会にまたがる問題や連合会として大きな問題についてこの会でお聞きをしていきたい。そして、それを来年度の予算に反映をさせていけないのかと考えている。
財政上の問題もあるし、地域バランスの問題もあるのではないかと思うので100パーセントとは行かないかもしれない。今日で結論が出るというものではないが、検討をして予算決定した段階で回答をさせていただきます。

皆様には、3つの提案という事でご苦労やご心配をおかけしたと思いますが、これを第1回としてスタートをさせていきたい。(市長挨拶要旨)  
   (市長のスタンスとして、問題はあったも走りながら考えるというタイプ)

          

 参加された会長さんの一部の声
 ・15分のために2時間も座っていなければならないのか。
 ・地域の問題に関係ない部長を拘束して仕事に響かないのか。
 ・答弁を聞いたがあまり期待が出来ない。
 ・やらないよりやった方がましかな。

 という声が聞こえました。反面
 ・今日のために自治会長と協議をして風通しが良くなった。
 ・こういう機会が出来て、行政と市民が一緒に考えていこうという事は
  良い事だ。
等々の声がありました。

 私は今日参加して感じた事は、各連合会から出された要望は、日頃から議員が地域の問題・課題として本会議や各委員会で質問をしているものが大半であり、議員が追求をしても解決しなかった問題を今日改めて、市長にぶつけるというものでしかなかったように思いました。

 各部長の答弁を聞いていても、少しは議会での答弁よりは丁寧にこたえているという感想を持ちましたが、答の出せないものについては困惑をしている様子がうかがえました。例えば、2つの連合会から全く正反対の要望が出されましたが、こんな問題への答弁は本当に困惑されたと思いますが、逆に各連合会長や住民間の問題にも発展しかけない事を危惧します。

 今日の問題提起を聞いて、議員も立派に住民の代表として住民の声を行政に要望をして活躍をしている事が証明されたなと思いました。しかし反面、我々が問題解決については力不足かなと思います。もっともっと政策立案能力に磨きをかけないと住民の要望に応えられない、また、問題解決能力や豊富なアイディアを持たないと住民にこたえられないなと改めて感じさせていただきました。

 次に、私は市長が求める、「近隣コミュニティーの再生」については、その必要性を訴えてきたわけですから賛成です。しかし、今日の内容では市長もこの1年を経験して把握されている問題も多くあったのではないかと思います。道路の改修や、街灯の設置の話を市長が知る必要がないのではないかと思います。

 大切なのは、市長が求める、「近隣コミュニティーの再生」をいかに図るか。またその意識改革をどう共有できるのかについて議論・協議をする事が大切なのではなかったのでしょうか。今日は、部長から回答がありましたが、納得をされている人がどれくらいおられたのでしょうか?

 連合会長から見れば、意見はいったがその議論も十分出来ず、協議も出来ない状況で、また、予算配分がどのように行われるのかは結局の所、ブラックボックスの中で決められ来年回答されるという事なので、これで本当にご納得がいただけるのか?
これでは、ただ行政側が連合会の意見を聞きましょうという一方通行にならないのでしょうか。

 そうならないためにも、会合の趣旨を十分徹底をして理解を得ておく事が重要であり、会合の持ち方についても十分議論をする事が大切ではないかと思います、そこで今後のためにも
1)連合会の実態の把握に務める。
2)連合会や自治会の活性化を図る支援策を提案する
3)連合会の要望については、関係部局が聴衆を行い、回答をする。
4)市長は奈良市づくりについては、連合会長とブロックごとに膝を交
  えて議論・協議する。
5)各種団体・グループとの要望聴衆と市長懇談会を開催する。
   (今回でも、連合会からの要望については、教育・環境・福祉・
     経済・観光問題については要望が出なかった)

などについて研究改善していく事が重要です。

 市長は、市民間、市民と行政間のコミュニケーションあふれる社会の構築をめざすとともに、もうひとつの観光振興を重点柱にされています。その振興策について住民に何を求めるのかをしっかりと示していく必要があるのではないかと思います。

最後に、要望を聞く会は、下記の日程で開催をされます。
  10月19日  1時30分から5時まで、 北棟6階 22会議室
  10月20日  1時30分から      北棟5階 21会議室
  10月21日  1時30分から      北棟5階 21会議室
  10月23日  1時30分から5時まで  北棟5階 21会議室
  10月24日  3時30分から      北棟5階 21会議室
  10月25日  午前10時から      北棟5階 21会議室

      皆さんも傍聴をしてみてください。






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