金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

一条高校卒業式 NO293

2007年03月01日 | 過去の記事
 今日も本当にあたたかで、一条高校の卒業式に参加する時に、なぜか、もう4月のような気分になりました。温暖化を叫ぶ新聞記事も多く見かけるようになりましたが今日の夕刊では、今年の夏の渇水を危惧する記事が掲載されていました。

          
 一条高校の卒業式も今年で11回目の出席になりました。平成8年の卒業式は何十年ぶりの卒業式に感動をしたものでした。
その時に、来賓席に座りながら、自分の2人の子どもの卒業式にも参加していないことに気づき後悔をしたものでした。また、自分の時の卒業式を思い出し楽しかったり、苦しかったりした自分の学生生活を思い出しながら、目の前の卒業生に感情移入をして目頭を熱くしたものでした。

 今日も、一人一人の名前を読み上げる先生の声が次第次第に詰まっていくのを聞きながら、「学校生活での生徒たち一人一人との思い出が走馬灯のように先生の頭の中を巡っているのかな」「名簿を読み上げる文字の中にその生徒の顔が浮かんできて感激に浸っているのかな」と思いました。苦労した分だけ、悩んだ分だけ、汗をかいた量によって、先生の喜びもひとしおだろうなと思いました。

 校長先生の話が、ちょっといつもの式典での話と違いとても良かったです。
今、ゆとり教育が推進され、また総合学習の時間の導入によって、従来の授業時間が減少したため学力の低下が指摘されその過程を過ごしてきた生徒の卒業ということであるが、決してそうではない。
「生きる力」を育んできた生徒たちを「ゆとり世代」とするならば、校長は、自らは団塊の世代であり、経済至上主義の価値観の中で「負の遺産」を残してきてしまった。結果、最近の温暖化現象を生み出し30年後には北極の氷がなくなるという例を引いて、人生のものさしを「地球に優しいか」という価値観への転換をお願いした。と訴えられました。

 そして、ゆとり教育の中で、「生きる力」を学んだ実力を社会に示してほしい。と結ばれました。本当にいい話でした。

 特に私の関心のあり温暖化を団塊の世代の「負の遺産」と位置づけられたことにはショックでした。また30年先は、私たちに取っては巡り会うことがないかもしれませんが、卒業生は、最も働き盛りの48歳です。30年先は現実の問題です。その社会のために価値観の転換と行動を起こせとの呼びかけは、私たち団塊の世代に呼びかけられたように感じました。

 今日の話を聞いて、従来から市議会の中で環境問題、特に温暖化対策の取り組みを訴えてきましたが、あまりにも消極的な奈良市の対応にあきらめかけていましたが、改めて決意を新たにしてこの予算委員会でも取り組んでいこうと思います。

 午後は、障害者団体の方から、自立支援法施行後の対応で、総合相談センターや、療育センター建設の要望を受けました。この問題も大きな問題なのでしっかりと取り組んでいきます。特に障害者の方々の自立に向けた取り組みの提案、「ジョブコーチ」制度の推進もできましたが、まだまだ企業側の取り組みが弱いのでこれらと会わせて考えていきたいと思います。



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