午後から、第1回奈良市自主防災防犯協議会の初会合を危機管理課から3名。役員8名の参加で開いた。
昨年までの奈良市からの伝達事項を中心とする協議だけの会議の持ち方に疑問を感じていたのと、自主防災防犯協議会が、奈良市地域防災計画の中に組み込まれていないことに疑問があったので、本年度から改革していこうと思って様々なことを提案させていただいた。
1、協議会として50団体の活動を掌握したり、奈良市の打ち出しの進捗状況
を把握する活動を協議会がしていく
各自主防災防犯協議会に対して、その活動や資機材購入について交付金をいただいているが、協議会としてそれらのことの掌握が出来ていなかったことや、各団体が、暗中模索しながら活動をしているのが現状だった。
そこで、昨年会議では、防災活動と防犯活動の報告をしていただくこと提案して実現したが、今日の会議でも各会長からの要望もたくさんあった。
そこで、危機管理課が打ち出した結果の掌握やそれぞれの団体の活動のまとめや危機管理課に相談・アドバイスを求めていくのではなく、協議会として50団体の活動を掌握していくことが大切ではないかと訴えた。
その上で、災害発生時に住民・市民を守るための活動を奈良市に提案をしていく活動を提案した。
2、今後の取り組みの重点を避難所運営においていく
個人的に従来から、災害発生時に大切な避難所の運営について取り組んできたが、奈良市避難所運営マニュアル作成ガイドラインが作成され、8月23日には奈良市初の避難所運営訓練(佐保川小学校にて)が行われるなど、その取り組みが進んできたので、今年と来年には重点的に各団体で避難所マニュアル作りができるようにしたい。
そのため、9月の例会では、静岡防災センターから講師派遣をお願いして、50協議会の会長でHUG(ハグ・避難所運営ゲーム)の研修会を実施したり、DIG(防災マップ作り頭上訓練)やクロスロードゲームなどを使って各協議会の活性化を図っていきたいと訴えた。
そして、そのためにも協議会として、奈良県防災士会や日本赤十字社や女性防災クラブとの連携を図っていきたいことを訴えた。
また、避難行動要支援者対策が大幅に遅れているのでこの問題についても次回に協議することにした。
そして、今最も重大だと思っているのは、教育委員会の避難場所としての対策が皆無であったり、防災教育が皆無(火事を想定した避難訓練は実施)と言って良い状況なので、ここに風穴を開けていきたいと思う。
奈良市は自然災害の被害が少ないところではあるが、防災意識が低いというのは問題であり、子供の頃から自分の身は自分で守るという教育がなされてこなかったことが、奈良市民の防災・減災意識が少ない原因だと思う。
今後、防災減災意識の啓発と災害時の対応について整備していかなければいけないことがたくさんあるが、「自分の身は自分で守る」・・・・自助。そして「向こう3軒隣料」・・・・・共助。の近所づきあいを中心とした「絆づくり」や「つながり」のあるコミュニティーづくりが大変だが一番重要だと思う。
これが一番厄介だ!!!