金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

県アイデアくふう作品展 NO538

2008年01月31日 | 過去の記事
 入り口を入ると、国際交流ボランティアでおつきあいのあった、池田さんとばったりとお会いしました。話を聞くと、定年退職をして現在は協会の事務局長をしているとの事でした。さすがに、ボランティア精神のあふれた方だと感心しました。

 幸いな事に池田さんのおかげで会場内を案内していただき、それぞれの作品の説明を頂く事が出来ました。

 私が面白いなと思ったものを紹介します。

 まず、最初に奈良県王寺工業高等学校の科学技術コンテストで大臣賞を取ったと言う「微風風車」でした。特に関心したのは、緑の羽根の工夫でした。従来に羽根は固定式ですがこの羽根は可動式になっていて7倍の稼働率を発揮する事が出来るというものでした。温暖化対策として自然エネルギーの求められる時代にふさわしい作品だと思いました。

        

 次に、斧山春水さんが、昨年の12月に特許を取得した「赤いリンゴ」です。
リンゴが赤いのは当たり前ですが、リンゴの皮が赤いのではなく果肉が赤いのです。たまたま会場に斧山さんがおられて説明を受けましたが、「リンゴを加熱して皮の部分の色素を果肉に浸透させるだけでなく、栄養価が高いと言われる皮の部分の栄養素も果肉に浸透させる事が出来たというものでした。
 今後の商品開発に期待が出来ました。奈良ブランド第1号になるかな?

       

 次に、明かりのついたスティック(杖)でした。杖の先の土につく部分に発光ダイオードを使って明かりを求めるものでした。説明を受けると「ある友人からならの道が暗いのでよる歩くのが心配だ」との相談があり開発をしたとの事でした。
 この話を聞いたときはショックでしたがその通りだと思いました。
「必要は発明の母」と言いますが正にその通りですね。

        

 その他、障害者用のユニバーサルデザインの作品が多く展示されていました。

    
刃先がカーブして切りやすいナイフ   切り口が丸く折り曲げられ
(はさみ)            次に使いやすくなったデープ台


また、「奈良県児童生徒発明くふう展」も併設されていました。面白い子どもらしい作品群でしたが、こうした子どもの作品展をもっと期待をしました。

 私は従来からゲームやアニメに向かう子どもたちをもっと科学やこうした発明やものづくりに興味を持ってもらう事が重要だと考えていました。奈良県では、奈良市や大和郡山市や高取町に子ども発明クラブがあるようですがもっとたくさん開設される事が重要ではないかと思います。

 そのためには、指導者が必要ですが、先ほどの池田さんではないですが、団塊の世代のものづくりを経験してきた退職者がたくさん生まれてきます。現在も、大阪で活躍(仕事)し、定年退職をして奈良県でものづくりの手伝いをされている「アタックメイト」というボランティア組織があります。

 行政はこうした人の経験と知識を活用して多くの指導者をむかえ、子どもたちに科学やものづくりに興味を持ってもらう事が大切ではないかと思います。

 奈良市は、「奈良もの」や「奈良ブランド」を求めるのであれば、作る人を養成し、発見し、つなぎ合わせる、コラボレーションする働きを果たさなければけないと思います。

          創造こそ次代の活力




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