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第18回統一地方選挙が終わった。悲喜こもごもの連絡が入ってきます。
知事選挙から町村議員選挙まで、今回の選挙の特徴は、「低投票率と無投票」ですね!!!
堺市北区のHPより
第18回統一地方選の前半戦は、10道県知事選と5政令市長選、41道府県議選と17政令市議選の投票が行われ、後半戦では、142市区町村長選と586市区町村議選、最後に122町村長選と373町村議選が行われた。
道府県議選では無投票が全選挙区の約3分の1を占め、無投票での当選者は総定数の2割超と過去最高水準となった。
また、平均投票率は10道県知事選が47・14%、41道府県議選が45・05%と、統一選時の平均投票率として最低を記録した。
後半戦の開票が行われているが、全国では、政令市以外の89市長選と295市議選。
市長選で無投票となったのは27市あった。市議選は8384人が立候補し、総定数に占める無投票当選の割合は3・6%となり、町村議選は総定数の21.8%、町村長選は約4割の53選挙が無投票だった。
全国的な傾向と同じく奈良県でも同じ傾向が出た。市長選挙では、五條市、大和高田市が無投票。県議会議員選挙で、吉野郡 、御所市 、五條市で無投票だった。そして、河合町、下北山村、曽爾村、野迫川村でも無投票だった。
なぜ、無投票当選者が出るのかな?
住民の代表を投票で選ぶ機会が失われる事態が広がるようでは、住民の選択権のようなものがなくなり、自治の根幹に関わると思う。
このような議員がいることは本当に残念だが、住民のためや、郷土のために働こうという議員がいることを否定しないでほしい。
立候補には、「地盤」「看板」「カバン」の3種の神器が必要と言われるが、最近は「風」を頼りにする候補者が多くなった。
立候補しやすくする方法は? 制度の問題もあると思うが、首長・議員が、政策立案力や説明力を磨き、自分の主義主張や政策を住民に理解をしてもらえるように情報発信をしっかりすることで、政治に関心を持ってもらうことが重要であり、住民に政治参加してもらうことが大切ではないかと思う。
5月15日(金)午後7時から、市役所で全議員が出席して議会報告会を行うという。ぜひ参加してみようと思う。
首長と議員では違うと思うが、立命館大学の安田喜憲教授が語った言葉に、学問をする人間の姿勢について、「弱い者の立場、庶民の側に立つ。」ことが大切と述べているが、これは学問をする人間の問題だけでなく、議員が、弱い者の立場、庶民の側に立ち、住民(人間)の幸福のためにあることを再確認していってほしいと思う。議員が、その姿勢・行動を貫くことによって、無関心や無批判をなくし夢と希望を創り出していくことができると思う。
投票率の低下傾向に歯止めをかけるために、18歳から参政権を与えようという動きがあるが、政治に魅力がなく、夢と希望を創り出す政治家や議員が出ないと、現在の問題(議員の質の低下とお任せ民主主義)が更に大きくなるだけだろう。
先日、三笠中学校の生徒会メンバーと懇談をしたが、今度は、政治について議論をしてみたいものだ。