寒の戻りで寒い1日となった。連合会の役員会では、いつも通りの奈良市からの連絡事項があり、27年度の連合会の取り組みについて協議をした。
その中で、5月の総会に向けて会長選出の方法について協議があったが、立候補者が1人の場合も信任投票を行うことになった。立候補が一人の場合では自動的に会長に選任されるのだが、「◯」「×」「白紙」の投票をすることによって会長に対する信任の度合いを明確にするという。立候補者がなく当選した新会長がワンマンになることを防ぐことができるということで、投票をすることになった。
県議会選挙で何箇所か無投票当選を果たした地域があるが、定数に満たない立候補者数なので自動的に当選となってしまうが、投票の権利を奪われた人たちはどのように考えているのだろう。
立候補するというのは、大変なリスクを負うものだが、立候補者が理念と政策を掲げている人であればいいが、無投票地域を見るとそうではないようだ。
立候補者がないというのは、地域への理想や愛着や社会への志がないのだろうか?政治への関心をなくしてしまったのか?お任せ民主主義の横行か?
[ 写真はハフィントンポスト引用 ]
しかし、議員に対する不信も重なっている。地方議員や国会議員も本当に情けない。
最近では、維新の党を除籍処分された上西小百合衆院議員。(小選挙区で落選し近畿比例で復活当選した)この未熟な議員に、維新の会の橋下徹代表ですら「ここは一度身を引いて出直しをすればいい」と言っていたが、5日、上西小百合衆院議員は「初心に帰って無所属議員として一から出直す覚悟だ」とのコメントを発表した。
[ 写真はハフィントンポスト引用 ]
なんと情けない。「あいた口がふさがらない」
また、上西小百合衆院議員を推薦した、維新の会代表の橋下徹大阪市長は大阪市内での街頭演説で「皆さんの税金が上西氏の給料に消えることを許せば、大阪維新の消滅につながる。二度と付き合わない」と批判した(4日)。
ニュースで見たが、「大阪維新の消滅につながる」「二度と付き合わない」と発言しているが、なんという指導者だ!!
部下の落ち度は長の責任ではないのか?
政治に!政治家(議員)にたいする不信の増幅が、有権者のあきらめと無関心を呼んでいるのだろうか?
奈良市の自治連合会長選出について、立候補者が1人の場合は当然その人が会長に当選するのだが、その場合でも信任投票を求めるという梅林連合会長の判断には感心した。
自分を「どれだけの人が信任しているのか」「消極的信任の人の数は」「わからないという人がどれほどいるのか」それによって自分を戒めていきたいということはなかなか言えないものだろう。