佐保川小学校は、あいにくの雨の入学式になった。毎年参加させていただくが、今年も、床につかない足をブラブラさせる微笑ましい入学式だった。先生から一人一人の名前が呼ばれると「ハィ!」と返事をしたり、来賓紹介で「ご入学おめでとうございます」とひとことお祝いを述べると「ありがとうございます」と元気よくハキハキと答える姿は例年より頼もしく感じた。
しかし、校長先生の挨拶がいきなり、「授業を始めます」と「あ」「い」「う」「え」「お」の文字カードを出して、「あ」は、しっかりと「あいさつ」をしましょう。・・・・
PTA会長は、イラスト入りのカードを出して、学校での様子を紹介するなど、初めて見た両者の挨拶でした。終了後校長先生が、「PTA会長と示し合わせたのではないのですが、一緒になってしまいました」と苦笑いをしていた。
入学式の式典の方法も時代に合わせて変わってきたのかと感心した。
しかし、校長先生は挨拶の中で保護者に「集団でのしつけやマナーは学校で教えますが、家庭では個人のマナーや躾をしっかりとお願いします。」とはっきりと言っておられた。・・・・・今一番求められることだ!!
午後から、法華寺八月会の会合があった。この会では、法華寺住民が住民の楽しみとして夏に納涼演芸大会を行うですが、この運営方法がいままでは封建時代そのままに、一人の意向のままに人事から運営まで実施されてきましたが、
時代の変化とともに新住民が多くなり従来の方法では運営ができなくなってきました。
現会長も「おかしいな?」と思いつつも5年が経過して、組織形態を変えないと今後の発展がない。そのために会則を明確にして、組織運営もみんなの力を結集して総合力を発揮できるようにしなければいけないと提案があり会則の検討をした。
入学式の形が変わり、村の組織の運営を変える動きが現れるのは、少子高齢化社会に対応した取り組みか?
子供の数が減少し、また、高度情報社会の出現でIT化が進みゲーム形式でないと子供達には関心を与えないのだろうか?
農村社会の封建的社会・組織運営は、民主主義の名の下に強いリーダーは排除されていくのだろうか?
今後どの組織も、社会の変化、時代の進展に対応した企画内容や組織運営をしていかないと衰退し消滅して行くしかないだろう。
変化・変化に、どう対応していくのかは重要なことではなるが、変化・変化の中でも見失ってはいけないものがあるはずだ。
変化といえば、私も夫になり、親になり、いつの間にか「おじいちゃん」と変化した。3人目の孫がピカピカの1年生になった。私もピカピカの「おじいちゃん」になるように変化して行こう。