やまと商人大交流市 NO452

奈良商工会議所青年部主催で毎年行われていますが、年々規模も拡大し企画にも工夫がからされてきています。しかしもっと企業の参加がのぞまれます。

　１００年会館の館長と話をする機会がありましたが、「批判もありますが、若者のロックやパンク音楽を企画をして公演をしているのは、奈良の若者が奈良から出て行かないように奈良にも若者の音楽を聞くことが出来る環境を作りたいから」とのことでした。

　同じことが商業者にとっても言えるのではないでしょうか。大阪インテックでは年にさまざまな見本市が開催されます。企業にとっては商品販売の機会となるとともに、市民の参加者も多く参加されます。そのことによって経済活動が活発になっていきます。

　是非、企業の組合による見本市、展示会が活発に行われることを期待したいですね。そしてそれを支えるためにも多くの人が参加をすることが大切で、「芸人を育てるのは観客」と言われるように私たち市民がしっかりした目で企業を育てていきたいと思います。

　そのための視点として、その企業がどれほど地域に貢献しているのか。その企業がどれほど市民活動を理解し、支援しているのか。環境問題への取り組みでは何をしているのか。未来のために貢献をしようとしているのか？等々をしっかりと評価をしていくことも大切だと思います。

　企業は利潤を目的としています。市民は利潤も求めず社会貢献をする人たちが増えています。企業は、積極的に社会貢献をしていくことを求めたいと思います。

「共存・共栄」という言葉は死後になったのでしょうか？とても古い感覚を持ちますが、従来企業は利潤を得て従業員を支えていく（雇用を増やす）ことで社会貢献を果たしているとの考え方でしたが、また、良い商品を作っていくことが社会貢献だと考える企業が多くありました。

　今は、「共生・恊働」こそ求められる理念ではないかと思います。人間界だけではなく、日本人（奈良県人）だけでなく、自然界や世界の人たち、いな地球との共生を考慮する企業が求められているのではないでしょうか？

　私たち消費者は、そうした企業をしっかりと見定めていかなければいけないと思います。最近の賞味期限の表示問題や、関税を免れようとした輸入業者。経済人のモラルが問題になっています。

　そうした意味でも、こうした、やまと商人(あきんど)大交流市のようなものが積極的に開催されることは多いに歓迎をしたいと思います。「消費者が、他府県まで買い物にいかなくても良いように。インタネット社会に、グローバル社会に対応できるように企業家に頑張っていただきたいと思います。そして奈良発の商品が増えること」を期待して、また来年を楽しみにしたいと思います。