行く秋や落葉はりつくアスファルト
逝く秋の鋭き棘の枝に触る
京都の時からの詩の友だちから詩便りが届いてた。
一枚の裏表印刷の紙に8編の詩とあとがき。不定期発行だけどもう15年くらい続けているのだろうか。
クラシック音楽が好きで、バイオリンを弾くようだ。ひたすら真面目で、「ガチョーン」なんか絶対に言わない。ジョークを聴いたことがない。昔、千本丸太町の近くだったか、ハイドンという名の喫茶店があって、僕と彼ともう一人で詩を語り合った。同人誌を2号まで出したけど続かなかった。
夢はいくつもあるけれど、まだ一つも叶えていない。彼はもう何冊も詩集を出している。
気づけば、秋も終わりだ。明後日、7日が立冬だ。秋らしい日が続いてる今は貴重だ。もうすぐ寒い木枯らしが吹き始めるよ。北風小僧の寒太郎が電信柱でヒューヒューとやって来る。