今日のころころこころ

2015・2・24 おばさんのつぶやき・・・

また嫌な事件が起きた。
川崎で中学生がリンチで殺された。

サイコパスに比べたら容易になんとかなったような気もするが・・・やっぱ難しいよな・・・

以前の職場は、広々として規制がゆるい駅ロータリー前にあった。
ある時帰宅しようと歩いていたら、向こうから小学生の集団が自転車に乗って来るのが見えた。親子のチャリはよく見かけるが子供だけというのは珍しいなぁとやり過ごそうとして、思わず噴き出した。
なんと!子供用自転車をダンボールやら画用紙やらクレヨンやらで暴走族風に飾って乗りまわしているのである。
なんのパフォーマンスなんかいな?強烈な風刺だなぁなんて、能天気に感心すらしてしまった。
が・・・何度か見かけ、地元に住む同僚たちの微妙な反応などから、ああそういうことだったのかと、愕然とした。
あの小学生たちは、暴走族をカッコ良く感じて心の底から暴走族に憧れているのだと。と。
そうなんだよな。中学生になっていきなし非行に走るのではない。すでに小学生からその芽は育まれてるのである。
高校で補導されて、あんな底辺校に行ったから染まってしまったと思っていたら、小学生の時からすでに喫煙していたと警察から聞かされて、泣き崩れた知人がいた。まったく気がつかなかったと言っていた。

憧れとは、とても大切な感情である。ああカッコいいなぁ、ああなりたいなぁ、ああいうところに近付きたいなぁ、、、人生を切り開く原動力になる。
が、ベクトルの方向を間違えるととんでもないことになるも事実だ。
あの小学生たちはその後どうなったんだろうか?逆算すれば今は20歳前後になるだろうか?急行が止まる駅前であんなことしてれば不良中高生たちに目をつけられているのが自然だよな。
地元の人々の中にはどこの学校の児童かわかっていた方々もおられたであろう。小学校には相談したのかな?
仮に小学校に通報がいっても、だからどう対処できたであろうか?
バイクに憧れてるのであればオートレース関係の方に興味を持つように導けばいいんだろうか?それとも工業デザイン関係?
でもな・・・子供の大人の打算に対する嗅覚は鋭い。絶対に乗ってこない。大人も心底楽しんでいることにしか乗ってこない。
一度憧れてしまえば、気が付いた周囲がどう頑張ろうと引き戻すのは容易いことではない。
それが己の人生を心ゆくまで追求できるような壮大な憧れなら、頑張る本人にとっても盛大に応援できる周囲にとっても幸せな憧れになるのだが。

被害者の中学生は、どこでどう不良たちをカッコいいと思ってしまったのであろうか?
ああしまったと気が付いた時には人生が終っていたなんて、あまりにも惨いことである。
だからといって私になにができるのであろうか?
どんなにカッコ悪くても一生懸命に生きる背を世間に見せ続けるしかないんだろうな・・・たぶん。
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