奈良時代の天平13年(714年)、聖武天皇の詔によって全国60余国に建立された国分寺。
災害・疫病・外敵除去・五穀豊穣を祈願した国家鎮護の寺院。
「金光明四天王護国之寺」と称された国分僧寺と「法華滅罪之寺」の国分尼寺がセットで建てられた。国分僧寺では20人の僧、国分尼寺では10人の尼が配置されていたという。
信濃国では東山道沿いの上田地方に信濃国分寺が建立された。
信濃国分寺跡にしばしたたずむ。
1250余年の法灯を今日に伝える天台宗八日堂信濃国分寺。
八日堂信濃国分寺の蘇民将来符は全国的に有名。
なれど境内は静まり返る。
鐘楼へ。
鐘をつく。
鐘の響を追ってみる。
地震・噴火・大水・疫病・・・
祈るしかないのは1300年たっても同じという事実に愕然としながらも、生き延びてきたんだというのも事実。
コロナ特需な所もあるけど大半はジレンマに苦しむ。
皆が試行錯誤の迷路に迷う。
でも。追い詰めてもいけないのだ。追い詰められてもいけないのだ。
できることを地味にコツコツと。