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GWの真っ最中に本当に観光だけで経済をまわしてる『ど』がつくような観光地のあの箱根町がねぇ・・・
いよいよなのかなぁ・・・
縄文時代の遺跡にたたずむと、ああ良い場所だなぁといつも思う。
縄文時代は狩猟採集に頼っていたイメージがあるが、実際に遺跡に行ってみると、そればっかではなかったんじゃないかと思うことが多い。定住してある程度の農耕もしていたんではないかと思う。土偶や土器を作るだけの余裕は定住してないと難しいように思う。横浜の三殿台遺跡なんか代表的だが、縄文~現在まで同じ場所に住み続けている場合も多いことからしても、その場所が一時的なキャンプ地とは思えない。
じゃあなんで縄文の人々は消えたのだろうか?
様々にめぐるうちに、火山の噴火じゃないだろうか?と感じていた。
大井町の金子台遺跡では箱根山~富士山までたいそうに壮大なパノラマを楽しんだが、特に富士山は近い。あれが噴火したらたまったもんではないなぁというのも実感であった。方向によっては逃げるしかない。逃げなくてもよい方向でも、その後しばらくはとても生活を続けられるとは思えない。
足柄古道も不思議であった。箱根の山は天下の険というが、箱根山を避けるようにぐるりとまわっての足柄越えだって楽だったとはとても思えない。
黒曜石交易に代表されるように縄文の人々は活発に交易していた。当然道もあれば中継地点もあったはずだ。移動手段が限られていた当時は目的地への最短ルートの開拓は今よりもずっと切実だったはずだ。
ということは、やはり箱根山の噴火が関係してくるように思える。最短ではあるが、火を噴いてる山周辺は非常に危険だったということのように思える。
箱根山が噴火するかどうかはわからない。
できればそんなエネルギーがもはや無いことを祈る。
が。
仮に噴火しても、私は縄文の人々を思おう。
逃げる。戻る。逃げる。戻る。畏れながらも恐れない。
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