今日の母は用事があるというから私はアップルライン沿いにあるレストランカサミンゴーさんで昼飯。
レストランカサミンゴーさんのある一帯は去年の台風19号による千曲川の氾濫で甚大な被害を受けた地域だ。
カサミンゴーさんも被災したけど営業再開にこぎつけた。
野菜スープとパスタと紅茶をお願いした。
美味い(^^)/
今度は母と一緒に来よう。
カサミンゴーさんからほど近い場所には野外彫刻がある。
初めて災害現場を通りかかった時には、あれだけの被害が出たのだから野外彫刻も倒れてるんじゃないかと思ったけどびくともしていなかった。
「長野の門」:黒川晃彦:1990年:長野市ふるさと創生事業野外彫刻。
千曲川があれほどに荒れ狂ったとは信じられない。
そこかしこがいつもの春。
毎日毎日疫病の話ばかり。
このままでは死にますよ死にますよばかり。
このままでは崩壊しますよ崩壊しますよばかり。
ウイルスに罹患して死ぬのか罹患せずにウイルスに殺されるのか。
時折ふと死の恐怖に耐えられずに自殺した佐伯祐三なんぞを思い出したりなんかする。
千曲川が氾濫し新幹線車両水没の画像が流れた時にはこのままどうなるのだろうと思った。
亡くなった方々は帰ってはこない。
皆が皆カサミンゴーさんのように再開できたわけではない。撤退を決めたところもあれば廃業したところもある。
それでも、傷を残しながらも、花は咲き鳥はさえずる。
明日から長野駅駅ビルも駅前のながの東急さんも食品等一部を除き連休明けまで臨時休業に入る。
斃れるかもしれない。
でも今は来年の春を信じるしかない。