今日は造園屋さんが入る予定だったのだけど、あさいちに親方が現れて雨だから中止という。で、来週またという。
それは仕方ないのだけど、来週の私はワクチン接種があって家に帰らねばならない。
今日の予定は、今は庭木をいじる時期ではないから剪定等ではなくて家の周囲の片付け。
〇〇〇が留守でもやっておくから大丈夫!
はい請求書!
吹き出しながら、親方と一緒に周囲の確認。
あ・・・それはアンタッチャブルでいいよ。と言ったら、親方がなんで?と聞いてくる。
アンタッチャブルなそれは、母が放置した漬物樽というかコンテナというか。
中どうなってるんだ?と昨日蓋を開けてのけっぞった。
なんの漬物の痕跡かは不明だけど、とにもかくにも腐敗していてこの世のものとは思えない悪臭を放つ。おまけに重石がある。
ゴミを出す時にこの重石が問題。重石は別回収なのだ。
ああもうこれはこの家を解体する日まで放置だなと思ったのだ。
そしたら親方は、漬物屋みたいにあるわけじゃないし片づけるよと言う。
ヘンな添加物は入ってないだろ?と言う。
容器は産廃なれど、中身は穴を掘ってそこに埋めれば土に還るという。
なるほど!
それで漬物屋という言葉が出てきたんだ。
発酵食品の製造メーカーが廃業することがある。廃業後の後始末って、建物とか機械とか経理とかしか思い浮かばないけど、最大の後始末は発酵に使った容器だ。計画的に全部きれいに使い切って廃業するところもあれば、夜逃げ同然のとこもある。夜逃げ同然とまでいかなくても、今回の母の漬物樽状態のこともあるだろう。それがまわりにまわって造園屋さんへということもあるんだな。
土と植物と付き合う仕事というと農業しか浮かばなかったけど、造園業もそうだったんだ。
卒倒しそうなほどの悪臭を放つものでも自然な原料なら有機体として循環の環に取り込めるということだったんだ。
なんかなんというか感動していた。
プラゴミの放置は絶対にしてはいけないんだとか思った。
今日も空模様は気まぐれ。
晴れたり曇ったり。