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今日のころころこころ

2022・10・4 神奈川県立近代美術館鎌倉別館「沖潤子 さらけでるもの」。私は、私に見せている。

今日は風が強い快晴。
江ノ電で鎌倉へ。


鶴岡八幡宮さまへ。
ようやくマスクをとってもらって息が楽になったね!


お池のハスは秋。
ハスの花は枯れた姿も風情がよろしい。

境内を通り抜けて神奈川県立近代美術館鎌倉別館へ。


「沖潤子 さらけでるもの」。
会期は2022年9月17日~2023年1月9日。
沖潤子は、刺繍という手法を用いて独特の作品を作り出す美術家。
母親の遺していった大量の縫い糸がきっかけで40代半ばから制作を始めた。









下絵も何も無く、縫い目がつれたり布がよれたりするのを針に任せ、もつれた糸をそのまま縫い付けすすめ、幾重にも幾重にも針目を重ねた形が現れる。





まるで針に何か憑依しているかのようである。
沖はスタートが遅かったことが焦燥になっているかのように根をつめる。命が尽きる前に身体が尽きていく。湧き上がる衝動が手を酷使する。軟骨がすり減っていく。




そこかしこに十字架。



十字架を背負っているようにも見える。
十字架模様の背守りのようにも見える。
沖の曼荼羅にひきこまれていく。



引き返した八幡宮さまの杜に蜘蛛の糸が煌めいていた。

コメント一覧

kinntilyann
三代目さま
こんばんはでございます(^^)/

能登の紅葉は綺麗でしょうね!
アップ楽しみにしてます(^^)v

ぐいと引き込まれました。
まるで生きているかのようでした。
ん。
魂を持っていかれるほど没頭できることがあるのはほんとに幸せなんですが、そんな時はきっとミューズが降臨してるのかもしれませんね。
ver650_
針に魂を込めるのは初めて見ましたが、棟方志功の彫り姿が浮かびました。
魂持ってかれるほど没頭できる何かが瞬間でも有ることはシアワセなのかもですなぁ
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