今日は11月中旬とは思えない妙に気温の高い日だった。
BankART StationとBankART KAIKOへ。
まずは、みなとみらい線・新高島駅で下車。
BankART Station。
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー「消息の将来」展。
会場はBankART StationとKAIKO。
会期は10月7日~11月27日。
日本を代表する世界的美術家のひとりシュウゾウ・アヅチ・ガリバーは1947年に滋賀県に生まれた。
カウンターカルチャーが一斉に花開いた1960年代後半に多岐多様なアート制作を始め、今でも精力的に続ける。
近年では海外での発表が多く日本国内では名前だけが独り歩きするこのアーティストの活動を広く紹介する展覧会。
決して人間は溺れてもいないし船酔いを起こしてもいないに違いない。
しかし我々は藁を掴むように言葉・数・像・神を夢想する。
世界は常に初めての存在で次々と留まることのない単一な総体のように見える。
わからないものをXと置くような数式の不思議さや有効性をいかに実感するか。
シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの言葉は難解だ。
みなとみらい線・馬車道駅下車。
BankART KAIKOへ。
マルセル・デュシャンとエルヴィン・シュレーディンガーに捧げられた「甘い生活」。
消息の将来、将に来らんとする消息。
我々は我々の克明な消息を求め、その克明さ自体であり続ける違いない。
シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの言葉は難解だ。
でも朧気だけどメッセージを感じる。
ポスターをもらって帰るのだった。
紙袋を作ろうか。