昨日の快晴から一転の薄曇りな今日。
渋谷の東京都渋谷公園通りギャラリーへ。
「ニッポン国おかんアート村」展。
会期は1月22日~4月10日。
キュレーションは、写真家・都築響一+下町レトロに首っ丈の会。
文字通りの、普通のおかんがそれぞれに生活する中で出てくるゴミに分類されるような素材を使って紡ぐアート。
アート?
自宅玄関やリビングはもとより、病院、公民館、個人商店、駅、バザー、などなど、で見たことある作品がその制作風景とともにずらりと並ぶ。
都築響一は、メインストリームのファインアートから離れたアウトサイダー・アート/アール・ブリュットを、「極北」に息づくアートとする。そして、おかんアートを「極南」のアートと位置付ける。
正直、おかんアートをいただいたことは一度や二度ではない。
そのたびに、困惑と迷惑が入り混じって困った。自分の部屋には全く合わないばかりか、ものすごく力強く浮く。そのオーラは、おかんアートの熱い熱い善意とやむにやまれぬ衝動から出てくるのである。
だから「極南」。暖かい「南」なのだ。
おかんアートのバイブル。
これって著作権大丈夫なんかいな?
断捨離よりもいつか役に立つ!
シュプレヒコールをあげる。
都築響一が近年注目してるという、感覚は限りなくおかんアートに近いけど、独自の表現を展開する3人の特別展示もあった。
「おかん宇宙のはぐれ星」。
今は新聞も紙媒体を読む人はどんどん減っている。
喫煙者は迫害され絶滅危惧種になりつつある。
ゴミを利用してやっぱりゴミになる・・・
これって究極のアンチテーゼかいなとシニカルな気分になってしまいもするけど。。。
今はネットとかで手芸品等を売る人が増えた。売れるように素材にこだわりデザインを考え丁寧に作る。
ん・・・
そういえば、私はそういうのを買ったことは一度も無いな。
いやはやいやはやと思いながらもぐっと惹きつけられれるのは、わけのわからぬ情熱が生み出すおかんアートだな。。。
バスキア。。。
岡本太郎。。。
利口な禿げ山から緑なす愚かな谷間に降りていけ!