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今日のころころこころ

2016・11・3 おばさんぽ 谷保天満宮・おかがら火(庭燎祭)2016

本日は、仕事休み祝日につき道場休みお天気快晴。今年の秋は曇天ばかり。いささか迷ったが、年に一度、私にとってみたら数年に一度のチャンス!
かねてより行ってみたかった、関東の奇祭のひとつ谷保天満宮さまのおかがら火(正式名称・庭燎祭)に行く!
国立市に座す谷保天満宮さまは、湯島・亀戸と並ぶ江戸三大天神。
菅原道真公左遷によって離散した家族の当時8歳だった三男・三郎道武は多摩の豪族・津戸貞盛をたよった。903年道真死亡にあたり、10歳の子が供養する姿にうたれた貞盛が小さな祠を建立したのが始まりと言われている。
JR南武線谷保駅下車。

私が最後に訪れたのは確か息子が留年した年だったかなぁ。学業成就のお守りいただいてこれみよがしに玄関のドアに貼り付けたっけ。
道って来てみると意外に覚えているもんなんだなぁ。。
17時に到着。


まだ境内は人気もまばらに最終準備段階。


社務所で「うそ替え」さまを授与していただく。
とぉぉ?!?!いきなし神職さまが、私の手にしたうそ鳥を違ううそ鳥と取り替えた?!?
本来なら11月3日の18時~22時まで神前で求めたうそを神官の合図で互いに交換しあうようだが、私のようなそそっかしい単独観光客には神職さまがかわりにしてくださったということらしい。ほんとうにありがとうございました!!!

ところでニワトリは?
あ~もう寝てます!
って。実は、谷保天満宮さまの境内にはニワトリが放し飼いになっている。このニワトリたちは空を飛ぶのである!社務所の受付でご祈祷のお願いなんぞしているとカウンターの上ににドサッと飛んできたりなんかする。眠るのは境内の木の上!

神事が始まるまで少しふらふらと。
おや?消防車が現れた!

って放水!ニワトリたちが大騒ぎ!


どうやら予想以上に大きな炎が立つようだ。これは延焼を防ぐための放水。ところが、火の前の水でこれが妙に画になるが不思議。。。
日が暮れきた。

ニワトリたちは眠りに落ちる。
だんご汁は無料配布。人が並び始めお囃子が始まる!(^^)!

神職さまが点火の準備に入る。

祝詞御払いそして点火。
燃え上がる。
悲鳴とともに粗朶と薪の山が焼け落ちる。


拝殿では、粛々と神事が執り行われている。鏡に炎が揺らめく。

豪快な火祭りだ!!!


とおお!!!またもや放水!火の勢いが強くて延焼しそうになっていた。濡れ鼠になりながら、ニワトリたち安眠を妨害されること二度目であるが焼き鳥にならずに至極。

しばし見惚れる。
煩悩が浄化されていくようだ。。。

おかがら火は800年ほど前に始まったという。東が下谷保で西が上谷保の供火で、炎の高さを競いながらも御神木の転落を防ぎあうという。
最初に祀られた天神島から現在の地に遷座されたのは、津戸為守が菅公が夢枕に立ち栗原郷谷保の里に転ぜよと告げられたことからという。
その残木を神前で焼却したことから始まるという。
800年ほど前といえば、鎌倉幕府のころだなぁ。。
どんな時代のうねりがどんな風にこの火祭りにつながるんだろうか。。。
帰りの電車でうそ替えさまを開けてみる。おみくじが入っている。

中吉!ま。


そうだPS!
野暮天の語源は谷保天満宮さまだそうな。
1777年に神無月であるにも関わらず目白不動で出開帳。
「神ならば出雲の国へ行くべきを目白で開帳谷保(やぼ)の天神」と大田蜀山人は茶化したんだけど、江戸庶民には大受けしてその後江戸中から参詣に来たそうな。
粋!














コメント一覧

ホシ蜜
大丈夫どぇーす(^^)v
http://blog.goo.ne.jp/hoshimitsuki
所詮はダメなんて思わないです。
あー、でも、相手によるかなぁ。
うさぎさんに「頑張って!」って言われたら、「ありがとう!」って思えます。
相手によっては「他人事だよなぁー」と思っちゃうかも。
心が狭いのか? いやいや、たぶん皆そんなとこあると思う・・・・

うさぎさんは田園都市線ですか! かっこいい!
私は元砂利運搬車の相鉄ですよ・・・・ (´・ω・`) ショボーン

ラスコー展、2月までですか。行きたいなぁ~。

前に教えていただいた野毛の「バル」も行かなくちゃ!♪

うさぎ
大丈夫だったんだ!(^^)!
ああ良かった!(^^)!
いささか凹んだブログ拝読して、かなり心配しておりました。
かといって、癌細胞は毎日毎日発生しているのが人体だけど、今のところ免疫細胞がまだ大丈夫なのか無事な私がなんとコメントしても、所詮はダメなんだよなぁ。。。
おかがら火は800年の歴史があります。来年はぜひ行ってみてください!体力はいりません。駅から近いです。来年でなくとも、観梅もいいしニワトリに会いにいくだけでも楽しいです!
ラスコー展は2月までやっています。こちらも、カハクだけに的を絞れば、鶯谷駅から歩けば近いです。ホシ蜜ちゃんのお住まいがわからないけど、京浜東北なら楽です。もし私と同じ田園都市線沿いなら、錦糸町駅までバスを使えば、さすがに座って帰れます。
谷中も、とりあえず、東京メトロ根津駅で下車して東京藝大の美術館を目指せば、なんとなく方向感覚がつかめます。ガイドブック的ではありませんが(^^;
なんて私がぐだぐだ書くより、スマホのナビがある!(^^)!
初詣はお江戸にしますか!(^^)!
ホシ蜜
いまごろ野暮ですが (^^ゞ
もう6日も前の記事にコメントさせていただくのは、ちょいと野暮天ですが・・・・(笑)

こちらの記事、すごく好きで興味深くて何度も繰り返し読ませていただきました。
この「おかがら火」のお祭り、はじめて知りました。すごいですね。これはライブで感じてみたいです。
でも、うさぎさんの言葉と写真で火の燃えるぱちぱちとかぼぉっという音や薪がずささっと崩れる音、炎の熱気でほっぺが熱くなるような感覚を味わうことができました。ありがとうございました。

ラスコー洞窟の壁画レポも面白かったです(^^)v
私ももっと色々見て歩いたり谷中などの下町散策をしたりにあこがれるのですが、無駄にデブで体力が無く、犬の散歩で精一杯でござる~。えーんえーん・・(≧0≦)・・。
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