今日は鉄道開業150年なんだ。
150年前の天気はどんな空模様だったんだろ。
新橋駅は二代目で横浜駅は三代目。
今の桜木町駅の場所に150年前の横浜駅があった。
当時の駅長室は、今は横浜市営地下鉄の出入口のひとつになっている。
ただの出入口なはずなのに、日暮れに通りかかると、ふと、そこに駅長室があるような錯覚をおこすが不思議。
新橋駅も横浜駅ももう動くことはないだろう。
とは思うけど、わからないか。
150年たってみたら、北海道にも九州にも新幹線という夢のような超特急で行けるようになっていた。
お雇い外人さんたちに頼らなければ何一つできなかったのに、鉄道一式を海外へ輸出できるようにすらなった。
そして高齢化社会になるほどに車より公共交通機関。
それが疫病で一転した。
東京駅は人出が途絶え店は軒並み休業。ひとっこひとり歩いてないに近い状態になった。新幹線は1車両1人で貸し切り。
今は非常事態だからなんとか頑張ってるけどいつまで持ちこたえられるんだろ?
まるで近未来映画に出てくるような荒廃した都市じゃないか。
サムソナイトを持った自分がいるこの場所は本当に現実なんだろか映画のセットかもしれないとすら思った。
ようやく疫病から立ち直ってはきたけど、あちこちすっかりと非接触システムになっていた。
世の中の仕組みは基本的に出歩かなくても起承転結できるようになっていた。
それでも国が世界に誇る新幹線だけは目に見えて不便になってるわけじゃないけど、それも時間の問題かも。
なんてゴタク並べていてどうするんだ。
乗る。
鉄道が好きだ。
ずっと線路は続いて欲しい。
だから乗る。