新興住宅地であるところの近所では一番大きな公園で、里山の面影をうまく残してる。
デング熱騒動の前は、曜日時間帯関係無く、常に誰か誰かが寛いでいた。一番賑やかなのは桜シーズンで、ブルーシートが所狭しと並ぶ。
今日なんか、陽射しはまだまだ強いが湿度は下がって良い初秋の入り口。こんなにも閑散とするとは・・・
でも・・・
悪くはないのかもしれない。
蚊が好きな人はいないと思うが、私も大嫌いだ。できれば全滅していただきたい。
が、それは、私のエゴであるとも思う。自然の生態系で不要なのは、人類だけだもんな。
大木様をたずねる時、古墳をたずねる時、古道を歩く時・・・真夏でも、露出してるのは、指先と顔半分だけ。日焼けが気になるのもあるが、それ以上に、蚊の襲撃が嫌だから。
いい子ぶるつもりはない。が、テリトリーが蚊の領域なら、それは侵入者であるところの私のほうが用心するが道理であろう。
自宅になればこちらのテリトリーとなるから、蚊取りマットを結界のように張り巡らしてるが。
電車で化粧する女性が珍しくもなくなった。老若男女傍若無人に騒ぐのも珍しくもなくなった。いつの間にか、公共の空間も我が家のリビングとなって久しい。
その延長線で、自然も商業空間となって久しい。商業空間で有る以上は、速やかにお金を落としていただくべく、マチエールはあってはいけない。媒体の中の漫画の主人公になってもらわねばならぬ。
傲慢過ぎた。
そうだろ。
そんな気がしてならない。
