東京メトロ銀座駅。
メトロ銀座ギャラリーは東京メトロ銀座駅の連絡通路に去年の10月のオープンした小さなギャラリー。
新しい展示が始まっていたのね。
「移動する視点、通路の彫刻」。
主催:公益財団法人メトロ文化財団。企画監修:武蔵野美術大学彫刻学科研究室。
会期は8月12日~10月22日。
ガラスケースに書かれた文章を読んでみた。
ーこの場所(銀座)この空間(ガラスケース)から新たな彫刻の可能性を考える「実験」です。メトロ銀座ギャラリーの空間を念頭に、彫刻学科研究室がテーマを設置。個性豊かな表現者たちが、学生の中から出品作家を推薦する形で応答しました。多彩なアプローチから選ばれた作家たちは、この実験場で何を試みるでしょう。ここからはじまる、表現のかたちにご注目ください。ー
お。
オープンしてから1年近く、ようやくこのギャラリーの方向性が決まってきた感じだ。
「ローリングライン」:伴佳七子。
軟と硬が回る。
「mani-mani」:八木温生。
糸巻きが回る。
どちらがどちらに巻かれているのかわからなくなってくる。
「なんとか健二ギター教室」:小林このみ。
スポンジが踊る。
「広場の彫刻」ではない「通路の彫刻」は可能だろうか。
とも書かれていた。
私はすでにこの小さなギャラリーの横を通り過ぎることが銀座の楽しみのひとつになっている。