桜満開の世田谷の小京都烏山寺町。
桜は咲いてないけど面白い碑があるお寺さまがある。
称往院さま。
烏山寺町は関東大震災で被災した寺が引っ越してきて出来た町。
称往院さまは二度目の引っ越し。
創建は湯島だったのだけど明暦の大火で浅草に引っ越し関東大震災で世田谷に引っ越してきたのだ。
浅草時代のお話。
当時の称往院にはふたつの塔頭があり、そのうちのひとつが道光庵。
道光庵の庵主が蕎麦好きが高じてとうとう自らも打ち参詣者に振る舞い始めた。あまりの美味さに参詣者は激増したけど、蕎麦ばかり打っていて肝心の修行がおろそかになり、とうとう称往院の上人さまから蕎麦打ち禁止を申し渡された。それでもやめられずに、上人さまはとうとう石塔をぶっ建てた。
蕎麦山門に入るを許さず!
この石塔も一緒に世田谷に引っ越してきて、今は本堂の前。
ちなみに、よく蕎麦屋の名前に付く庵はこの道光庵の庵からきているそうな。
喜多川歌麿の墓があるのが専光寺さま。
ここには喜多川歌麿の墓がある。
関東大震災後の区画整理で浅草から世田谷に引っ越して来た寺と一緒に昭和3年にここに引っ越してきたのだ。
縁とは面白きもの。
お墓の向こうの桜満開。強風で卒塔婆がカタカタ鳴る。
昼飯は蕎麦にでもしようかと思ったのだけど、たまたま目に付いたcafe sun decoさん。
マグロの切り落としとアボカドのご飯をお願いした。
ランチに付いている紅茶はワンカップかと思ったらたっぷりの二杯分。
それならとケーキも追加。
美味かったのでした(^^)/