
7・22。
かながわの古道50選・鎌倉街道(下ノ道)の餅井坂付近。

鎌倉街道(下ノ道)の餅井坂は、現在でも相当急な坂道ですが、当時も難所だったようです。道興准后は、彼の旅行記『廻国雑記の中でその様子を『行きつきて見れともみえすもちゐ坂 たた藁靴に足をくはせて』と詠んでます。また、餅井坂の上がり口にある道標には、『南無阿弥陀仏百万遍』の供養と『なかや かまくら道』『とつかぐみょうじ』と刻まれています。
ふむふむ( ..)φ
JR・東神奈川駅から京急・仲木戸駅に乗り換える。ん?こんなのあったんだ。何度も乗り換えてるのに初めて気がついた。

これも古道効果か???


京急・上大岡駅下車。
駅ビルで腹ごしらえして出たら、方向間違えたようだ(T_T)

でも、バスは見当たらないが、古道のテイスト♡


通りかかった御婦人にバス停を尋ねていたら、寛いでおられた老紳士が色々と教えてくださった。ありがとうございました!

西口に出る。



餅井坂に一番近いバス停は最戸町。ターミナルの案内係さんに教えてもらい、目指すは11番バス停。こんなに酷い暑さでなければ歩ける距離であるが。寄り道に体力をけちる。ま。


最戸町下車。


歩き出す。ランドマークは市立・南が岡中学校。その車庫の手前を左。


お!いきなしあった。餅井坂上がり口。



木陰の道に誘われるが・・・

坂に行くのだ・・・

確かに、急だ。若者がチャリから降りた。

おばさんもよれよれと歩き出す。

ふり返る。

お!公園だ。



更に登る。


お!中学校。



かながわの古道50選的にはここで終点であるが、せっかくだから少し寄り道だ。



それにしても、登ったな。




ついでに、普門院様に寄る。




しだれ桜様の木陰が嬉しい。


上大岡駅に戻り、次に目指すは青木神社様。東口の老紳士から、そこから川沿いの道も鎌倉街道と教えていただいていた。
青木神社様。





管理人と称する御婦人は、無知であった。ま。

これも鎌倉街道。



地図が古くて目印の郵便局がなくて不安だったから、カメラ片手に散歩の紳士にお伺いしたら、カラッと笑われた。郵便局は駅の中だねぇ・・・その道が鎌倉街道だよ。川沿いに弘明寺まで行けるよ。そっちの方が貴女の好みじゃないかな?
そりゃそうだ。素敵なおじさまにまた一本とられた(^^)
人の往来があるところには、食べるところ・泊まるところ・遊ぶところ・ところがうまれる。それをたつきにする人々がうまれる。そのダイナミックな営みに今も昔もない。
道はいきいきといきてる!

付記。
鎌倉街道下ノ道は、巨福呂坂から山の内へ出て弘明寺、保土ヶ谷を経て鶴見方面に向かうものである。
多摩川を矢口渡し付近で渡り、大井・芝・浅草を経て下総に入り、常陸の国府・石岡に通じた。
一方、浅草から国府台を経て千葉に向かう道があり、千葉から一路は上総へ、一路は香取道を利用して常陸に向かった。