日々いろんなニュースが流れてくる。
あ〜とかう〜とか思うことも多い。
JR四国の運賃値上げに住民の反応が鈍いとの報道。
住民は、車があるから電車なんてどうでもいいということらしい。
そうかな?
そりゃ若いうちはいい。
でも、老いてきて段々と視力や反射神経に自信が持てなくなってきたらどうするんだろ?
なんせ自分の両親が過度の車依存だったから末路がよくわかる。
段々と脱輪とか増えてきて、長野とはいえそんなに極端に不便な場所に住んでるわけではないのに、父はどうしても免許返上に応じなかった。
説得すべきはずの母は父の味方で、お父さんから運転とりあげたらボケる。そしたらどうしてくれると怒り狂い、挙句の果てが、でっかい保険に入ってるからどんな事故でも保証はできるとまで言い出す始末。
県警に相談しても、娘のアンタがおかしいと言わんばかりの対応。
放置してたら、とうとうブレーキとアクセルを間違えて田んぼに突っ込む事故をおこして父自慢のハリアーは父よりひと足早くオシャカになった。
幸い真冬のなんにも無い田んぼだから良かったけど、繁華街だったら。
そして、父が車どころか自分の身体ですら満足に動かせなくなってからの母は悲惨だった。
なんせ父に運転させるために徒歩5分で済む買い物や通院を、なんのかんの理屈をつけて遠いとこまで行っていたのだった。
知り合いに時給を払って運転してもらっていて、その知り合いとはとても仲良く見えたけど、父が死んでもその知り合いさんは線香をあげにくることすらなかった。
そして更にどうなったかと言えば…
母は4回目の圧迫骨折で入院した後に、自力で生活できるのに、施設に移ったきり出てこない。
母の部屋は入院騒ぎのままに母の脱ぎ散らかした衣類が散乱したままだというに。
もう一年半たった。
家の中や物置やなんやらすっかりと片付けた。
そういえば、なにがあっても私は死ぬまでこの家で暮らすと言う一方で、あんな良いとこは高いから私は入れないかな?とも言っていた。
どっちが本音かはわからない。
どっちも本音だったのかもしれない。
ただ、今の年寄りはこういう展開になっていくんだと感心した。
施設から家に帰りたがって大変だと聞いていたけど、それってもしかして母たちより上の世代だったのかもしれない。
車があるから公共の交通機関は無くてもいい。
老いて車の運転ができなくなったら施設に入ればいい。
なるほど。
だったら公共の交通機関なんてどうでもいいわけだ。
でもな…
北信濃には、小布施と松代という町がある。かたや小布施町でかたや長野市で、かたや商人の町でかたや城下の町という違いがある。
時々、なんで松代の方が色々とあるのに皆小布施に行っちゃうんだろ?と言う。
確かに、歴史の厚みは、小布施は薄っぺらで松代の方が圧倒的に厚い。
でもね。松代なんか飯食うどころかお茶飲むとこすらないじゃん。
色々と話したりするなかで、最近は、鉄道かな?と思うことがある。
小布施には車ばかりか電車でも行ける。外人観光客は公共の交通機関での移動慣れしてるから、電車さえあれば自由自在に動く。
松代への線路は廃止されてる。松代駅跡は今は駅舎を残して駐車場になっている。
松代へ行く交通手段は車とバスのみ。
少子高齢化、観光立国、こういう流れの時代になってみれば電車を廃止さえしなければ…
と思う。
一度廃止された鉄道は二度と復活することはない。
ま。
でもそれもこれもその地で暮らす人たちの選択だ。
つまらんつぶやきすいません。
今日は昨日ほどの晴れではなさそうだ。