今日も過ごしやすい穏やかな秋晴れ。
かたまった身体をのばしのばし中央図書館から野毛山動物園へおばさんぽ。
横浜のあちこちの紅葉は来月下旬くらいになるのかな?
野毛山動物園。
動物園もハロウィンだ。
野毛山動物園は昭和26年(1951年)4月1日から始まった。
入園料は無料。売店と食堂あり。
ズーラシアや金沢動物園が開園した今となれば、古びて小ぶりで飼育している動物たちも地味な動物園になったけど、やっぱり野毛山動物園が一番好きだ。
野毛山動物園で一番貴重なのは、カグ―。
平成元年(1989年)に市政100周年を記念してニューカレドニア政府からつがいで贈呈された。
当時は立派な温室とかつくれなかったのが幸いして(?)翌年には世界で初めて繁殖に成功した。
それを知る来園者は少ないけど、知らなくても、え!?なにこれ?!と、ちょこまかとユニークな動きをする飛べない鳥は妙に人目をひくのだ。
今は繁殖センターがあり野毛山にいるのは二羽とも♂。
すっかりと楽しい気分になって帰ろうとしたら、チンパンジーが大騒ぎしている。食事の時間なのかな?
そうだ。
このチンパンジーの広場には小さな小さな野外彫刻がある。
これは日本動物愛護協会神奈川支部から寄贈された慰霊碑。動物の霊を慰め動物愛護の心を養うために建てられたという。
よくよく見ると雀の躯が横たわる。
1955年の安田周三郎の作品。
石に刻まれた「安らかに眠れ」は当時の内山岩太郎知事の筆。
この作品をみるたびに不思議に思う。
なんで雀なのだろう?
なんで愛らしい姿ではなく躯なんだろう?
動物園なのだからモデルは他にもいそうなものだろうに?
いつまでたっても謎めいたまま。
自分があちらにいったらわかるのかも。
今宵も月は冴え冴えと秋の夜長。