昨日は東京都渋谷公園通りギャラリーへ行った後に駅前で昼飯を食べて京王線で芦花公園駅へ。
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世田谷文学館。
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月に吠えよ、萩原朔太郎展。
会期は2022年10月1日~2023年2月5日。
ーふらんすへ行きたしと思えどもふらんすはあまりに遠しー
私は萩原朔太郎(1866年~1942年)という詩人を金持ちのフランスかぶれのぼんぼんが寝言つぶやいてるようにしか思ってなかった。
あれは2018年だったと思う。
たまたま古本屋さんで、萩原朔太郎+しきみ「猫町」という本を見かけて妙にひかれるものがあって購入してきた。
2016年発行の初版本で、定価が1800円+税で購入価格は1700円+税。100円しか安くなってないじゃん。
しきみ氏のことは知らなかったけど、このイラストなら若い人に人気がある売れっ子イラストレーターなんじゃないかな。
それがなんでまた昭和10年の古びた物語。
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読んでみたら、金持ちのぼんぼんのデカダンスを超えた何かがあるんだと思った。
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会場内は一部撮影可。
プロローグ:「猫町」朔太郎と世田谷
一章:ソライロノハナ
二章:月に吠える
三章:青猫
四章:氷島
他:朔太郎と「デザイン」。朔太郎と「音楽」。朔太郎と「写真」。
そして、ムットーニ氏の幻想的な自動からくり人形。
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「月に吠える」の序文に朔太郎は「人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である」と書いた。
そして「我々はもはや永久に孤独ではない」と続けた。
「月に吠える」は大正6年に出された。
翌年は米騒動、6年後には関東大震災がおきるわけではあるが、詩人の感性には何か感じるものがあったのだろうか。
平成28年に萩原朔太郎+しきみの猫町が出た。そして平成は30年で終わり令和は始めから災難続きなのである。
表面的にはなんとか穏やかに見えるけどいつの間にか人々は分断され孤独になっている。
朔太郎はどこから「我々はもはや永久に孤独ではない」と続けることができたのだろうか?
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駅へ向かう途中に秋の陽に光る蜘蛛の巣があった。
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こいつ何言ってんだと思われるだろうけど、せたぶんの帰りに蘆花公園駅のホームで電車を待っていると、電車ってほんとはこんなにものド迫力な乗り物だったんだと見惚れる。
私の普段の行動エリアの駅は全部ホームドアが設置されているのである。
安全なのだろうけど電車の素の姿が見えない。
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