動けば汗が噴き出るけどじっとしていれば寒いくらいの雨の日。
ふと古刹に寄り道。
横浜は新羽の西方寺さま。
真言宗補陀洛山安養院西方寺は、建久5年(1190年)に鎌倉の笹目ヶ谷(佐々目谷)に創建した。その後極楽寺の一山として極楽寺の山中に入ったが、火災や時代の移ろいやらで、北条氏庇護の大寺院だった極楽寺が往時の勢いを失い、海路から鶴見川を遡上し今の地に落ち着いたのは室町の頃という。
開発が進む中いつの間にか産業道路の脇になってしまったけど、産業道路をひょいと曲がると、そこだけタイムスリップしたよう。
四季折々に花が美しい。
彼岸花も有名で、咲き揃うのを楽しみ待ってる人たちも多い。
もちろん、まだ。
ところが、ヨネヤマプランテイションさんで植木を偵察して(長野の庭のが枯れた)通り過ぎようとしたら、雨に濡れてたった一輪白い彼岸花。
ハッと立ち止まってしまったのだった。
いたく心動かされて白い彼岸花一輪の面影大事に帰ろうと思ったら、ぽつりぽつりとあちらこちらに咲き始めていた。
夏水仙が今を盛りと咲く。
夕方に雨は上がった。
空気がすっかりと冷たくなった。
ようやく秋の気配。