今日は午前中は晴れていたけど少しずつ曇ってきた。
今は蒸し蒸しと静かに小雨が降りしきる。
部屋の中はエアコン入れっぱなしだし、面白そうな本を借りてきたから、食後は温かい中国茶にした。緑茶。黄山毛峰の明前。
黄山を産地とする烘青緑茶。
白いまき毛がある可愛らしい茶葉だ。
お湯を注ぐと、お喋りを始めるように茶葉が開いてくる。
かすかに豆のような香ばし香りがする。
本を広げる。
今日大倉山から借りてきた本は、錦三郎「飛行蜘蛛」。
表紙は源頼光が土蜘蛛を切る図だけど、こうやってマジマジとみると土蜘蛛って少しも怖くないじゃないか。
やっぱりアレだ。土蜘蛛は滅ぼされた豪族のことだ。
はなしもとい。
なんでこういう表紙絵をチョイスしたかはわからないけど、中身は科学から文学から幅広く蜘蛛を網羅した本。
山形は米沢盆地では「雪迎え」と呼ばれる冬の到来を告げる現象があるという。
その現象の正体はどうやら蜘蛛の飛行のようだ。
ん。
明日も暑いのかな。
寝不足はいけないんだけどやっぱりこの本面白いや。