今日は長野へ。
長野盆地も異様に暖かい。


今日こそ長野県立美術館へ行くぞ。
いつも火曜日に長野へ移動して勢いのまま用事を済ませて水曜日を予備にして木曜日に家へと移動する。
長野県立美術館の休館日は水曜日。用事を済ませる日を入れ替えれば展覧会見られるじゃん。
長野県信濃美術館が建て替えと同時に名称も変更して長野県立美術館となった。
長野県信濃美術館の設計は林昌二/日建設計。長野県立美術館の設計は宮崎浩/プランツアソシエイツ。


「戸谷成雄 彫刻-ある全体として-」開催中。
会期は2022年11月4日~2023年1月29日。

エントランスに聳えるのは「雷神-09」。


戸谷成雄は1947年長野県上水内郡小川村生まれ。
愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻修了。
戸谷は彫刻を志した1970年代に、ポンペイの火山灰に埋もれた事物や、物質性とフォルム、モニュメント性に「彫刻的なるもの」の記憶を探り、作品を発表し、以来、彫刻の原理とその構造を追求してきたという。
ポスト・ミニマリズムやもの派が主流になるなかで、いわば解体されてしまったともいえる彫刻の再構築を志向したという。
戸谷成雄の「森」。


チェーンソーで木材を荒々しくけれど繊細に削ることで成形した木彫を中心に制作を続ける。

箱の割れ目の中に物語。


中身は破天荒なれど整然と並べられた立方体は整然とつながる。




視線体。

無数にも見えるガラスが廃材に突き刺さる。





POMPEII。


射影体。

これはゾウの亡霊?
森の象の窯の死。





神殿なのだろうか。



視覚的に驚かされるけど、難解だ。
難解だけど、でも、どこか懐かしいが不思議。





